日本の聖地を訪ねて 神聖なる力や自然の美しさを感じられる聖地を数秘研究家のともこさんが訪ねます。新時代の開運の縁となりますように。
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ともこ(磨雲木)
数秘研究家・コラムニスト。数秘の智慧を生活に生かし、しなやかで心地よい暮らしを送るヒントを伝えている。前作の続編『もっと!誕生日が教えてくれる本当のあなた』(世界文化社)が好評発売中。
祈りの記憶が照らす聖地
小値賀町(おぢかちょう)・福江島(ふくえじま)
大陸との懸け橋・長崎県五島列島。152の島々からなり、ほぼ全域が西海国立公園に指定される自然景観が魅力です。またカトリック教会が点在し、2018年に世界遺産登録がされています。
今回の旅は、中通島(なかどおりじま)を中心とした上五島の北に位置する北松浦郡小値賀町に属する「小値賀島」と「野崎島」を目指し、佐世保港から始まりました。
小値賀島にある五両ダキ。青い海と白い砂浜に海蝕により削り取られた赤土が映える。ダキは「崖」の意。
小値賀島にある地ノ神島(ぢのこうじま)神社。700年代に遣唐使の航海安全を祈願し建てられたといわれている。
「日本で最も美しい村」にも選ばれている小値賀島は世界各国から訪れる人が後を絶たない、自然美と人のやさしさが溢れる島。何気ない日常とゆったりした時間が流れます。
古くは遣唐使船の航路上に位置し、近世は捕鯨船が行き交うなど海上交通の要所として栄えた御縁が生み出す風土を肌で感じました。
野崎島にある「王位石(おえいし)」。この石の上に神島明神(こうじまみょうじん)が現れたという伝説が残る。
小値賀島東端2キロ東に位置し、異なった景色が広がるのが野崎島です。島内全域には野生のニホンジカが約400頭生息し、動植物種の宝庫です。
「旧野首教会」は現在修復中のため、その美しい姿をしばらくは見られませんが、島で最も古い野崎集落は考古学の観点からも貴重で、島全体を楽しめるガイドツアーやトレッキングもお勧めです。
福江島の大瀬埼灯台。九州本土で最も遅い時間に夕陽が沈む。
福江島にある堂崎教会。五島のシンボル的教会で、県指定有形文化財。
五島列島最大の島「福江島」は多くの教会と自然景観を誇り、五島椿森林公園を有する鬼岳の山頂からは見事な眺望が! また遣唐使たちの想いを今に伝える日本遺産・白石のともづな石は、手を合わせると心が温かくなるスポットです。
自然の癒やしと祈りの記憶が島々を照らす、美しき聖地がありました。
連載題字&龍翔鳳舞/宮崎県日向市・大御神社 禰宜 新名昭彦
龍のように力強く飛翔し、鳳凰のように華麗に舞うという発展を祈る意味。家内安全、無病息災、社運隆盛など、皆様の運気が上がり、健康でありますようにとの願いを「龍翔鳳舞(りゅうしょうほうぶ)」の文字に込めて。
取材裏話を音声でお楽しみください!誌面ではご紹介しきれなかった情報や、取材時の裏話をともこ先生にうかがいました。
取材裏話はこちらからご視聴いただけます>>