肉球手形に犬康（けんこう）長寿お守りも！ 軽井沢の「犬の健康祈願」に密着

〔特集〕軽井沢を選ぶ理由　名門避暑地、軽井沢の人気は高まる一方です。従来型の別荘需要にとどまらず、定住者が急増していることが最近の大きな傾向です。自然に親しむライフスタイルを愉しむ人々、そして軽井沢通の間で評判になっている美味処やスポットなど、ますます活気づく軽井沢の最旬の魅力を紹介します。前回の記事はこちら＞＞

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軽井沢の愛犬家が集う
犬の健康祈願に密着ルポしました── 熊野皇大神社（碓氷峠）

杉尾さんと愛犬のりくくん、宮司の水澤貴文さん。

碓氷峠の頂上、標高1200メートルに位置する熊野皇大（こうたい）神社は創建景行天皇40（110）年の歴史あるお社。長野県と群馬県の県境に建つ珍しい神社としても知られています。


その境内で「犬の健康祈願」ができると聞き、軽井沢と東京の2拠点生活を送る杉尾陽子さんと愛犬のりくくんに体験していただくことに。

御神木のしなの木は樹齢約1000年。開運、縁結びの御利益があるといわれる。

到着するや驚かされたのが、大きさも種類もさまざまな犬を連れた参拝客の多さです。神社は通常、犬は立ち入り禁止なので、珍しい光景。

宮司の水澤貴文さんは「人が集まることで神様の力が強くなるのが神社。そこに神様の使いである狼や八咫烏と同じ動物であるワンちゃんがいてもよいと私は考えます」と話します。

杉尾さんとりくくんが最初に体験したのは「肉球手形」。穏やかな性格のりくくんはぐずることもなく任務（ミッション）を遂行。素敵な手形ができ上がりました。

完成した手形と一緒に。

その後は境内を巡りながら「祓符」と「厄割玉」を行い、健康祈願の御朱印とお札、お守りを授かりました。

境内では犬を中心に会話を弾ませる人々の輪がそこかしこにあり、和やかな雰囲気。皆さん、神聖な場にふさわしく、マナーよく過ごしているのも印象的でした。

杉尾さん、りくくん、「犬の七五三のご祈禱」もお願いできるので、その折はぜひまたご参拝を。

肉球手形

手（前足）の片方を拭いて食紅（今年は黄緑色）をつけ、試し押しをしてから本番、という手順。週末などで多いときは１日に100頭が作るそう。１頭1000円。

祓符（はらえふ）

手水舎のそばに用意されている紙符に犬の名前、年齢、顔や模様などを書き入れる。

その紙符で犬の体をなで、息を吹きかけたのち、水につけて穢れを流す。初穂料100円。

肉球型厄割の玉

土でできた「肉球型厄割の玉」200円。境内にある石の的に当てて割り、犬を厄災から守る。りくくんの健康を願う杉尾さん渾身の一投は見事「病」の文字に命中！　人用の「厄割玉」200円もある。

犬登拝御朱印

犬と一緒に参拝した人限定の御朱印500円。犬の絵は年によって変わるそう。フレンチブルドッグのりくくんは人懐っこく体当たりしてくるので、水澤貴文宮司もメロメロに。

犬康（けんこう）長寿札

立派な文字と愛らしい肉球模様が調和した長寿札。「叶」の字には犬の長寿と安全への願いが叶うようにとの思いが込められている。一体の木札に2頭まで犬の名前を入れられる。2000円。

軽井沢肉球犬おみくじと犬康（けんこう）長寿のお守り

右・「軽井沢肉球犬おみくじ」600円。陶器の犬は飾り物に。中・「肉球犬康守」800円。左・「軽井沢肉球守」800円。ほかにペットの交通安全・健康長寿ステッカーもある。

熊野皇大神社
住所：長野県北佐久郡軽井沢町峠町1
TEL：0267（42）5749
参拝時間：9時～16時

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