日本各地から集められた霧島杉、唐紙、京町家の石……
地階フロアを彩る日本の文化とモダンな意匠の調和
「和光を『和の光』ととらえ、今の時代、何が本当の和なのかを考え直して、無垢なものを目指した」と語る杉本博司氏。
古くから日本建築に使われてきた素材や技法を取り入れつつ、「和」からイメージする意匠を現代的に表現。都会の真ん中にありながらほっと落ち着く和みの空間には、新素材研究所のこだわりが凝縮されています。
霧島杉や高知の魚梁瀬(やなせ)杉、秋田杉など多彩な杉材を配し、柱には琉球トラバーチン(石灰岩)を。日本の素材が織りなす調和の空間。
東大寺の古材を使った床の間を飾るのは杉本氏の作品。
木目の美しい貴重な霧島杉を天板に。京都の町家で使われていた敷石を床に敷き詰めて。
化石のトンボをモチーフにした壁紙は「かみ添」による唐紙。