「“WAKO”という唯一無二のブランドを目指して」── 庭崎紀代子さん(和光 代表取締役社長)
世界中の人々が行き交う銀座。その中心地で和光本店は、今を、そして「時代の一歩先」を見据えながら歴史を紡いできました。
「近年、海外の方が日本の文化や食などいろいろなことを楽しむだけでなく、非常にリスペクトされていると感じることが多くなってきました。せっかく銀座のランドマークといっていただける場所に店を構えているのだから、この地で日本の文化をストーリーとともに発信できる売り場をつくりたかったのです」。
庭崎紀代子さんは、こう語ります。言葉の通り、地階フロアは和の素材が生かされた舞台のような空間に生まれ変わり、さまざまなクリエイターやブランドの手による多彩な商品が顔を揃えます。
「日本、そして海外のクリエイターとコラボレーションすることで、伝統的な匠の技だけではない、海外からの視点や新しい表現に出合えるのではないかと思います。単なるセレクトショップではなく、和光だから発信できる “日本” を体験していただきたい。ものを売る場ではあるけれど、銀座に来てふと和み、日本の美意識が感じられる商品に触れていただく、そんな場所になれたらいいですね」
時計塔を頂く現在の建物が、服部時計店本社として建てられたのが1932年のこと。以来、変わりゆく街を見守りながら、銀座の顔、ひいては日本の顔として広く親しまれてきました。
「建物は92歳を数えますが、その中でやることは新しい。和光が挑戦を続ける姿勢は、『常に時代の一歩先を行く』という創業者のスピリットがDNAとしてあるからだと思います。私が思う強みとは、世界中でここに一店舗しかないということ。日本に行くなら、銀座に行って、和光へ、と世界の方が目指してくださるように。そしてここへ来れば、日本の文化がおもてなしとともに体験できる。デスティネーションの一つになる “WAKO” という唯一無二のブランドを目指したいと思っています。もちろん外国の方だけではありません。日本の方にも自分たちの文化っていいな、と改めて見つめる機会となり、誇りに思っていただけたら最高にうれしいですね」
庭崎紀代子さん(和光 代表取締役社長)1986年、服部セイコー(現セイコーグループ)入社。ジュエリー、時計、マーケティング部門でキャリアを重ね、2023年11月より現職。
“時”をテーマに「和光ウィスキー」誕生の物語
リニューアルを記念して「YAMAZAKURA PURE MALT WHISKY Specially bottled for WAKO」を300本限定で販売。杉本博司氏が発案、松永広人氏がウィスキーコーディネートを務めた。ウィスキーへの情熱を絶やすことなく歴史を重ねてきた安積蒸留所が、1980年代のスコッチと短熟の原酒をブレンドした特別な1本。
抽選で5名様に「和光ウィスキー」をプレゼントします。
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■応募締め切り 2024年9月30日(月)23:59まで
※プレゼントの当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。
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