二十四節気で「寒露(かんろ)」の頃です。空気が冷え込む日が増え、草木に露が降りることから、そう呼ばれています。とても過ごしやすい時期ですが、日によって寒暖差も大きくなるので要注意。
寒暖差に弱く、暑がりで寒がり、風邪をひきやすいという人は、バリア機能が不足しているタイプの人です。
ぶどうも甘酒も気を補う食材。ぶどうを皮ごと使うと補血効果もアップします。甘酒は胃腸に負担が少なくしっかり元気を補えるので、疲れて食欲がなかったら、一食をこれに置き換えるのもおすすめです。
●材料と作り方
・よく洗ったぶどう(皮ごと)と甘酒をミキサーにかけるだけ。
※ 個人的には、このドリンクは希釈は薄め(甘酒少なめ・お水多めのさっぱり味)が好きです。希釈によって味が大きく変わるので、好きな濃さを試してみてくださいね。
久保奈穂実(くぼ・なおみ)
国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。ハードな生活で身体のバランスを崩した際に漢方薬に助けられた自身の経験から興味を持ち、中医学と薬膳を学ぶ。現在、成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行っている。著書に『1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365』『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』(ともに世界文化社刊)。SNSで発信するやさしい養生知識や、簡単薬膳レシピも大好評。X:@naominkubo /Instagram:@naomin_yakuzen※この記事は、久保奈穂実『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』を再構成しています。