とりわけ暑かった今年の夏。残暑疲れが長く続いている人も多いのではないでしょうか。残暑による疲れで秋と関わりの深い臓腑である「肺」が弱ると、気を作り出す力が弱まるため、さらに疲れてやる気が出なくなってしまいます。
そんな時は「合谷(ごうこく)」のツボを押してみてください。逆の手の親指で、痛気持ちいいくらいの圧で押しましょう。
卵は肌や髪の乾燥の改善だけでなく、気血を補ったり、精神を安定させる「安神(あんじん)」効果がある、頼もしい食材の一つです。レシピを見る→
ぶどうも甘酒も気を補う食材。ぶどうを皮ごと使うと補血効果もアップします。甘酒の優しい甘さとぶどうの風味が溶け合った癒されるおいしさ。レシピを見る→
潤いを補うエリンギとえのき、食物繊維たっぷりで便通改善にいい切り干し大根の組み合わせで、お腹スッキリ美肌効果抜群のスープです。レシピを見る→
ほうじ茶に含まれる「ピラジン」という香り成分には、リラックス効果や血流促進、疲労回復作用があるとされ、アーモンドとともに心も体も癒してくれます。レシピを見る→
久保奈穂実(くぼ・なおみ)
国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。ハードな生活で身体のバランスを崩した際に漢方薬に助けられた自身の経験から興味を持ち、中医学と薬膳を学ぶ。現在、成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行っている。著書に『1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365』『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』(ともに世界文化社刊)。SNSで発信するやさしい養生知識や、簡単薬膳レシピも大好評。X:@naominkubo /Instagram:@naomin_yakuzen※この記事は、久保奈穂実『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』を再構成しています。