〔特集〕2024新作コレクションより ハイジュエリー、新たなる名作の誕生 ハイブランドの核心ともいえる、トップ・オブ・トップのシグネチャーピース。それぞれのメゾンが持てるすべての力を注いだ豪奢なクリエイションが、今年もさまざまな形でお披露目されました。百花斉放のハイジュエリーから見えてくるものは、洗練を極めた美への賞賛とサヴォアフェールへの崇敬です。
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[CHAUMET]“ショーメ アン センヌ” コレクション
歌い踊れ、美のパフォーマーたち
人々を魅了するアートパフォーマンスを、ジュエリーで表現した “ショーメ アン センヌ” コレクション。
音楽、ダンスといった躍動する美の瞬間を捉え、主役となって輝く比類なき宝石の魅力を引き立たせたハイジュエリーの数々に、「ショーメ」のサヴォアフェールが詰まっています。
極上の宝石が華麗に躍動する究極の美のステージ
1780年の創業直後からナポレオン1世の皇妃ジョゼフィーヌの御用達ジュエラーとなった「ショーメ」。
その240年を超える歴史の中で、多くの芸術的作品を生み出してきました。なかでもメゾンのサヴォアフェールが余すところなく発揮されたハイジュエリーは、その真骨頂といえます。
新作ハイジュエリーコレクション「ショーメ アン センヌ」では、フランスをフランスたらしめてきたアートをテーマに、表現豊かなシーンを映し出しました。
ダイヤモンドとサファイアの群舞に心を奪われた後は、色鮮やかなジェムストーンたちが軽快に、情熱的に絡み合うダンスの、煌めきが増幅するハーモニーと、多彩なステージが繰り広げられます。
輝きで見る人を魅了する光のパフォーマー、ショーメの美のステージが幕を明けます。
「バレエ」
群舞の迫力とプリマドンナの気品を湛えて螺旋のように扇情的な弧を描くパーツが連なるデザインが、チャイコフスキーの傑作「白鳥の湖」のコール・ド・バレエを想起させます。ダイヤモンドとサファイアが水彩画のような優しいグラデーションを見せるストーンセッティングも高度な職人技の賜物。中央に据えた19.59ctのセイロン産サファイアの見事なコーンフラワーブルーはひと際輝くプリマドンナ。主役ならではの高貴な風格を湛えて。
「バレエ」ネックレス(WG×ダイヤモンド×サファイア)3億5970万円(参考価格)/ショーメ
「スウィング」
モダンな輝きのリズムとコントラストに心躍るダンスフロアで踊る女性のスカートがドラマティックに翻るスウィングダンスの様子からインスパイア。ピアノの鍵盤のようにも見えるアール・デコ調のモノトーンのカフの中央には、ミステリアスな光輝を放つパープルサファイアが燦然と輝いて。手首にしなやかに沿う絶妙なカーブなど着け心地もこだわり抜かれた、美と快適性を極めた逸品。
「スウィング」カフ(WG×ダイヤモンド×パープルサファイア×ピンクサファイア×オニキス)9075万円(参考価格)/ショーメ
「タンゴ」
2人の息づかいを感じる情熱的な色彩と躍動感ダイヤモンドのラインが渦を巻くように、ペアシェイプ形のラグーングリーンブルーのトルマリンとラズベリーレッドのルベライトを包み込む、メゾンの技術の粋を結集したパリュール。まるで二人のダンサーがツイストしながら踊る姿のよう。左右対極の色で構成された粋な遊び心もフランスのジュエラーならでは。
「タンゴ」ネックレス(WG×トルマリン・センター46.39ct×ルベライト・センター8.30ct×ダイヤモンド)1億7050万円 イヤリング(WG×トルマリン2.21~11.20ct×ルベライト2.28~13.44ct×ダイヤモンド)6237万円(ともに参考価格)/ともにショーメ
「ハーモニー」
青と白の宝石の歌声が奏でる煌めきの二重奏2色のカラーストーンが発する歌声が優美なハーモニーを成しているネックレスとイヤリング。纏う人を圧倒的な存在感とノーブルなエレガンスで彩ります。サファイアの深い青と透明感溢れるダイヤモンドの白い輝きは、メゾンを象徴するコンビネーション。1本のネックレスを巻きつけたようなトロンプルイユのデザインは、デコルテに沿うしなやかさを追求しています。センターダイヤモンドは取り外し可能で、より軽やかに装うことも。
「ハーモニー」ネックレス(WG×ダイヤモンド・センター8.72ct×サファイア)6億9960万円イヤリング(WG×ダイヤモンド×サファイア)8129万円(ともに参考価格)/ともにショーメ
(次回へ続く。
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