連載「季節のクリッピング」10月 寒露(かんろ)・次候(じこう)
菊花開(きくのはなひらく)
選・文=平井正則(日本暦学会会長) 10月15日は旧暦の9月13日つまり十三夜にあたります。一晩中輝く少し欠けたその月は栗名月や豆名月と呼ばれ、中秋の芋名月と同じように、ススキや団子などを供えて、多くの人々が日本各地で楽しんだといわれます。
「菊花開(きくのはなひらく)」七十二候寒露・次候(10月13日から17日)。
秋に爽やかな澄んだ青空が広がることを菊晴れと表現するように、気品溢れる菊は日本の秋の代表花として長く親しまれています。
制作・撮影=岡本なう(洗濯バサミフォトグラファー)園芸用のポールから出した針金に挟むように、黄色い洗濯バサミを58個使用し花びらを制作した。洗濯バサミを立てるように挟んだところがポイント。葉は園芸用の洗濯バサミを15個使った。
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