〔特集〕最高の宿、感動のホテル 世界からも高評価を受けている、日本の宿とホテル。そこには、日本が誇る“おもてなし”の文化が息づいています。自然の中のリトリート、五感を刺激するアートなホテルや心と体を癒やすウェルネスのホテル、土地の恵みをいただく美食の宿など、家庭画報が取材し厳選した宿とホテルを、最新情報とともにご紹介します。
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ワッカヌプリ リゾーツ ── 北海道・屈斜路湖畔
カヌー、釣り、森林浴...... 湖畔で遊ぶ休日
カナディアンカヌーでチェックインできるメニューもある。ガイドがカヌーを漕ぎ、湖を案内しながら宿へ。約1時間30分。2名で2万円。
北海道東部に広がる阿寒摩周国立公園は、火山や森、湖が織り成すダイナミックな景観が魅力。特に屈斜路湖は日本一大きなカルデラ湖で、現在も湖畔や湖底から温泉が自然湧出する大地のパワー溢れる湖です。
屈斜路湖に浮かぶ中島は無人島で、エゾシカたちの楽園。
ルアーで釣ったあめます。にじますやチップ(ひめます)も釣れる。ガイド付きで初心者でも安心。
その湖畔に建つ「ワッカヌプリ リゾーツ」は2年前にオープン。カヌーで湖上を散策したり、ボートフィッシングを楽しんだり、野生動物に出会ったりと、手つかずの自然の中で、大人の冒険心をくすぐる非日常の時間が待っています。
2方向に窓があり、湖に浮かんでいるかのような眺めが印象的な「レラ」棟のリビング。景色を楽しめるよう、室内はシンプルなつくりに。
宿泊コテージは、湖の水際に建つ「レラ」棟、6名まで宿泊できる2階建ての「フレ」棟の2棟。どこにいても湖や大自然に包まれるような心地よさを味わえます。
青空を映す湖面、夕焼け、星空、雲海など、刻一刻と変化する景色の美しさは感動的で、例年10月中旬から始まる紅葉がそこにさらなる彩りを添えます。
体の芯から温まる泉質の温泉。窓を全開すると露天風呂気分が味わえる。
広々とした半露天風呂は自家源泉のかけ流し。茶褐色の湯につかると、遮るものがない開放的な眺めに身も心も解き放たれます。
札幌の日本料理の名店で修業を重ねた料理長の伊藤雄大さんが腕をふるう夕食の一例、「釧路産本鱈場蟹真丈椀」と「根室産きんき松笠の煎出汁」。北の旬魚を贅沢に堪能できる幸せ。
食事はレストラン棟で。北海道、特に道東の魚介類を真ん中に据えた和食が楽しみ。食材の持ち味を丁寧に引き出した繊細な料理が、この宿の滞在を印象深いものにしています。
ワッカヌプリ リゾーツ住所:北海道川上郡弟子屈町字美留和1-202
TEL:015(486)7271
料金:1棟2名利用で1泊2食付き1名「レラ」棟10万円~ 同「フレ」棟8万5000円~(ともにサービス料込み)
全2棟
IN15時/OUT11時
(次回へ続く。
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※本特集内に記載している料金は原則として1室2名利用時の、1泊朝食付き、または2食付き1名の最低料金です。時期や部屋により宿泊料金は変わります。別途サービス料、入湯税、宿泊税などがかかる場合があります。INはチェックイン時間、OUTはチェックアウト時間を表しています。時期により料理内容が変更になる場合があります。