〔特集〕美味しい! 家庭画報 秋のレシピブック 創刊より『家庭画報』では、四季折々の恵みや土地の食文化への敬意、大切な方と食卓を囲む豊かな時間を想い、料理レシピを発信してきました。秋の恵みを満喫する、もう一度作りたい名品レシピをお届けします。
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滋味に富んだ野菜料理が評判のイタリアンレストランのシェフ、佐藤夢之介さんにお酒が進む秋を味わう17品を教わりました。
〔れんこん〕
シャキッとした新れんこんから、旬の秋には粘りや甘みが強い晩秋れんこんへ。季節の移ろいとともに変化する味や食感を楽しみます。
れんこんのポルペッティーニ
イタリア風肉団子のポルペッティーニを、お肉の代わりにれんこんで製作。れんこんをローストすることでうまみとホクッとしたボリューム感を引き出します。
材料(1、2人分)と作り方(1)れんこん中サイズ2個は皮つきのまま約1cmの厚さにスライスして、ボウルに入れる。オリーブ油大さじ1と塩少々を加え、れんこんとあえる。
(2)(1)を180度のオーブンに入れて、水分がとんでこんがりするまで焦げないように様子を見ながら20〜30分間ローストする。
(3)玉ねぎ1/2個は1cm角に切る。鍋にオリーブ油をひいて熱し、甘みが出るまで炒めたら、塩・こしょうをふる。
(4)(2)をフードプロセッサーなどでみじん切りにする。
(5)ボウルに(3)の玉ねぎ、(4)のれんこん、米粉または薄力粉50gを入れて混ぜ合わせ、小さいだんご状にする。
(6)(5)の表面に米粉をまぶして、180度の菜種油で揚げる。
(7)(6)にトマトソースをかけ、すりおろしたパルミジャーノ レッジャーノをふる。
れんこんと厚揚げのてりやきソース
れんこんのシャキッとした食感を生かして、甘辛いきんぴら風に調理。油揚げやテンペと合わせるのもおすすめです。
材料(1、2人分)と作り方(1)たれを作る。ボウルにだし50ml、みりん25ml、日本酒大さじ1/2、醬油大さじ3/4、粒マスタード・メープルシロップ各大さじ1/4を混ぜ合わせる。
(2)れんこん中サイズ1個は、皮つきのまま約5mmの厚さにスライスする。鍋にオリーブ油をひいて熱し、れんこんの両面をこんがりと焼く。続いて、厚揚げ1枚を5〜6cm幅の短冊形に切って加え、両面を焼く。
(3)(2)に(1)のたれを回しかけ、全体にとろみが出るまで煮詰める。器に盛りつけ、お好みで白髪ねぎと糸唐辛子をのせる。
(次回へ続く。
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