日本の聖地を訪ねて 神聖なる力や自然の美しさを感じられる聖地を数秘研究家のともこさんが訪ねます。新時代の開運の縁となりますように。
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ともこ(磨雲木)
数秘研究家・コラムニスト。数秘の智慧を生活に生かし、しなやかで心地よい暮らしを送るヒントを伝えている。開運アドバイス付き『日本の聖地カレンダー2025』(世界文化社)が好評発売中。
神々と大地のパワーが眠る聖地
越前・若狭
日本海に面し、本州・中部に位置する福井県。北側に越前地方、南側に若狭地方・敦賀市があり、緑が美しい山々と勇壮な海岸エリアが、豊かな食文化と伝統を生み出しています。
舟橋黒龍(ふなばしくろたつ)神社。毎年2月中旬に無病息災を祈って行われる火祭り“左義長(さぎちょう)”が北陸最大の規模で行われる。
越前国一之宮・氣比(けひ)神宮を訪れる前に、二つの「黒龍(くろたつ)さん」に向かいました。毛谷黒龍(けやくろたつ)神社と舟橋龍黒(ふなばしくろたつ)神社は、九頭竜川(くずりゅうがわ)の守護神として創建され、四大明神の一つ(北)であり、降魔調伏(ごうまちょうぶく)のパワーを授けるといわれています。
岡太(おかもと)神社・大瀧神社の里宮。国の重要文化財に指定され、女性の紙の神様・川上御前が祀られている。
また越前和紙で有名な越前市には、「紙の神様」を祀る岡太(おかもと)神社があり、日本一複雑な屋根といわれる社殿建築は大瀧神社と共有していることから、二つの神社の名前が併記されています。
幻の島、御神島(おんがみじま)。周囲約3キロ、最高点は標高約195メートルと、大きさは福井県最大。
そして、海絶景の広がる常神(つねがみ)半島へ。近畿に点在する五つの聖地を結んでできる近畿五芒星が指し示す始まりの島・御神島(おんがみじま)がある若狭湾は、唐船渡来の玄関口として古代から重要な場所。
若狭姫神社。御祭神の豊玉姫命(とよたまひめのみこと)は海上安全、海幸大漁の守護神として信仰されている。
小浜市の若狭国一之宮、若狭彦・姫神社から平安京→平城京→藤原京→熊野本宮へと、繁栄の歴史が刻まれています。
福井県最大の島で無人島の御神島は、久須夜ヶ岳(くすやがだけ)エンゼルライン展望台から遠くにその姿を目にすることができ、神々しい情景に誰もが感動することでしょう。
福井県美浜町と若狭町にまたがる5つの湖、三方五湖。水鳥の貴重な生息地でもある。
若狭は古代より豊かな食を朝廷に納めていた御食国(みけつくに)であり、さまざまな物資や人、文化を運ぶ交流の道として、日本遺産第一号に認定されています。
神々の力と揺るぎない大地のパワーを感じる、美しき聖地がありました。
連載題字&龍翔鳳舞/宮崎県日向市・大御神社 禰宜 新名昭彦
龍のように力強く飛翔し、鳳凰のように華麗に舞うという発展を祈る意味。家内安全、無病息災、社運隆盛など、皆様の運気が上がり、健康でありますようにとの願いを「龍翔鳳舞(りゅうしょうほうぶ)」の文字に込めて。
取材裏話を音声でお楽しみください!誌面ではご紹介しきれなかった情報や、取材時の裏話をともこ先生にうかがいました。
取材裏話はこちらからご視聴いただけます>>