【連載】久保奈穂実の「おいしい漢方レシピ」 古くから癒しや回復の薬としても親しまれてきた、スープやドリンク。薬膳的効能から選んだ食材で作る一杯で、毎日の生活に養生の知恵を取り入れてみませんか。国際中医薬膳管理師・漢方アドバイザーの久保奈穂実さんが、忙しくても、疲れていても、身近な食材でササっとできる、簡単でおいしくてヘルシーな漢方レシピをお届けします。毎週火曜日更新。
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〔11月の漢方レシピ〕
冬のエイジング対策に、えびとブロッコリーのスープ
先日お伝えしたとおり、冬は「腎」と関係が深い季節です。中医学では、寒さによって、体が冷え、腎が弱ることによって、エイジングが加速すると考えられています。冬場は特に、腎を補う食材を積極的にとりましょう。
おすすめは、今が旬のブロッコリー。栄養価が非常に高く、腎だけでなく、五臓すべてを補う効果がある野菜です。
えびとブロッコリーのガーリックスープ
えび×ブロッコリー×ベーコン、補腎食材を3つも使ったスープです。
冬場のエイジングケアにおすすめしたいのが「えびとブロッコリーのガーリックスープ」です。えびは体を奥深くからじんわりと温めます。材料のにんにくやこしょうにも温め効果があります。そして、えびもブロッコリーもベーコンも補腎食材。えびは、桜えびで代用してもOKです。
●材料と作り方
1)鍋に
オリーブオイルを熱し、みじん切りの
にんにくを炒め、香りが立ったら
ベーコンを炒める。
2)殻と背わたを取り除いた
えびを加え、軽く炒めたら、
水を加えて少し煮る。
3) 食べやすい大きさに切った
ブロッコリーを加え、
コンソメで味を調える。
久保奈穂実(くぼ・なおみ)
久保奈穂実(くぼ・なおみ)
国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。ハードな生活で身体のバランスを崩した際に漢方薬に助けられた自身の経験から興味を持ち、中医学と薬膳を学ぶ。現在、成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行っている。著書に『1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365』『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』(ともに世界文化社刊)。SNSで発信するやさしい養生知識や、簡単薬膳レシピも大好評。X:@naominkubo /Instagram:@naomin_yakuzen読むだけで薬膳漢方の知識が楽しく身につく、大人気シリーズの第2弾! 久保奈穂実『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』
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