きものチンプンカンプン

阿川佐和子さん“きものチンプンカンプン”を晴れて卒業。 きものは、習いながら慣れる!

2024.10.23

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終わりなき、きものの世界

リズミカルなラインが連なる幾何学調の紬に、ご自身の手による帯が柔らかな表情を添えて。

リズミカルなラインが連なる幾何学調の紬に、ご自身の手による帯が柔らかな表情を添えて。

「きものって、チンプンカンプンね」という、阿川さんの直球の一言をタイトルに掲げ、お母様の形見分けからスタートした“きもの古希はじめ”。連載の準備から数えると早くも約2年が経ちました。コーディネートのセオリーや、お手入れの素朴な疑問を、ひとつずつ解決してきました。プライベートにおいても、きものでのお出かけの機会がぐっと増え、シーンを問わず迷うことなく自然な着こなしが叶うようになった今、 “きものチンプンカンプン”を晴れて卒業することに。左・連載最後の撮影の現場に連れてきたのは、きものの余り裂で作った“ミニ佐和子”人形。右・お母様譲りの羽織の着こなしも堂に入ったご様子。

左・連載最後の撮影の現場に連れてきたのは、きものの余り裂で作った“ミニ佐和子”人形。右・お母様譲りの羽織の着こなしも堂に入ったご様子。“きもの古希はじめ”の当初は、着姿にまだ緊張感が漂うよう。

“きもの古希はじめ”の当初は、着姿にまだ緊張感が漂うよう。

「連載のフィナーレに何を着ようかしら」と思案する阿川さんが選んだ一枚は、この企画の最初にまとった大島紬でした。お母様が畳紙に“佐和子が生まれた年に”と記していた、ひときわ思いの詰まった泥大島です。もちろん、帯や小物、羽織りに至るまで、格を大事にしながら色味も吟味しご自身でコーディネート。同じ紬をまとった連載幕開けのショットと比べると、きものとの距離感がぐっと近くなったような着姿へ。連載はいったん幕を閉じますが、阿川さんのきものライフは終わりなき物語が続きます。そのご様子も、是非とも折に触れて追いかけたいと思います。

これまでご覧いただき、あらためて心より御礼を申し上げます。


お揃いのきものをまとった“ミニ佐和子”人形を胸にしのばせて一緒に記念撮影。

お揃いのきものをまとった“ミニ佐和子”人形を胸にしのばせて一緒に記念撮影。


阿川佐和子(あがわ・さわこ)阿川佐和子さん きものエッセイ©Akinori Ito

作家・エッセイスト 1953年東京生まれ。大学卒業後、テレビ番組でのリポーターを機に、報道番組でのキャスターや司会を務める。映画やドラマに出演するなど女優としても活躍。『週刊文春』(文藝春秋)では対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」を、『婦人公論』(中央公論新社)、『波』(新潮社)他では多くのエッセイを連載。テレビ朝日系列『ビートたけしのTVタックル』『日曜マイチョイス』にレギュラー出演中。『レシピの役には立ちません』(新潮社)他、著書多数。

撮影/森山雅智(人物) ヘア&メイク/田中舞子(VANITÈS) 着付け/石山美津江 構成・取材/樺澤貴子

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