これからの時代の「慕われるリーダー」とは。“幸せなチームづくり”のためのチェックリスト

どうしても相性が悪く、好きになれない相手にはどう接したらよいでしょう？

前野先生　戦略的に仲よくすればいい。個人的な感情はひとまず脇に置き、仕事上の関係と割り切って、成果を上げるという共通の目標に向かうことだけを考えるのです。

マドカさん　そのうちに意外な面や共通点が見つかり、同志になるかもしれませんね。

---

「メンバーとの向き合い方」チェックリスト

「ポーラ幸せ研究所」の調査が導き出した「幸せなチームづくり7か条」のうち、「メンバーとの向き合い方編・4か条」を示しました。日頃、実行できているかどうか、各項目をチェックしてみましょう。


【第1条】対話する・目をつむらない
［　］相手の思っていることや考えをまず聴く
［　］相手を理解するために、ときにはプライベートや価値観についても会話する
［　］気になる行動があったときは、先延ばしにせず2人で話す時間をつくる

【第2条】ジャッジしない・正解を求めない
［　］自分の物差しだけで善し悪しを判断しない
［　］個々の考えの違いを楽しむ
［　］過去の前例にとらわれず、新しい意見を尊重する

【第3条】執着しない・リセットする
［　］ありがとうと言われることを目的にしたり、見返りを求めたりしない
［　］気持ちを切り替える自分なりのルーティンを持つ
［　］ぶつかったり注意したりしても、翌日にはいつも通り接する

【第4条】任せる・委ねる・頼る
［　］自分が苦手なことは正直に伝えて、進んで相手を頼る
［　］メンバーそれぞれの個性やよいところを探す、見出す
［　］一度頼んだことは、介入しすぎず信じて任せる

出典／『幸せなチームが結果を出す』及川美紀、前野マドカ著（日経BP）

---

・連載「心が楽になる“幸せ習慣”」の記事一覧はこちら＞＞＞