チーズ大国フランスで最も親しまれている「コンテ」。
その理由はAOP(原産地呼称保護)チーズとして 第一の生産量であることだけでなく、その比類ない豊かな風味にあります。 そんな“チーズの王様”はどのようにして育まれるのか。「家庭画報」12月号では、コンテが作られるフランス・ジュラ山脈の麓を旅して、その魅力を深掘りしています。
12月号をご覧になって、コンテの魅力を実際に体験したいと思われた方に向けて、読者特別イベントを企画しました。
会場はジュラの郷土色に特化したクラシックなフランス料理と、ジュラワインとのマリアージュで評判のレストラン、東京・東大前「マ・プール」。
市岡徹也シェフは、フランスの各地に赴き地方料理を学ぶなかで、ジュラ・アルボワにかつてあったミシュラン2つ星のジャン=ポール・ジュネ氏から、料理人人生に多大なる影響を受けたといいます。この地域の食文化への思いはひとしおで、自身がオーナーシェフを務めるこのレストランでは、本場の味を東京でたっぷり味わってほしいと日々、情熱をもって料理に向き合っています。
本特集でも訪ねた「シャトー・デュ・モンジョリ」のオーナーシェフにしてM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)保持者のロミュアルド・ファスネシェフとは、アルボワ時代の同僚で、今でも親交を重ねている間柄です。
イベントではコンテチーズの食べ比べをたっぷり楽しんでいただくとともに、フランス現地に赴いた取材チームによる舞台裏エピソードや、市岡シェフによるジュラの料理、食材のお話など、東京にいながらにして、つかの間のジュラへの美食の旅へとご案内します。
「トゥールダルジャン 東京」にてドミニク・コルビシェフのもとモダンフレンチとクラシックフレンチを学び、2000年渡仏。ジュラ、バスク、リヨン、ブルターニュなどフランス各地を回り、地方料理を学ぶ。帰国後、都内レストランにて、シェフ・パティシエとしてレストランデザートを担当し、料理の表現の幅を広げる。2008年、再度渡仏。ブルゴーニュで「フランコジャポネ・MIYABI」のシェフとしてオープンから5年半勤務。2014年、帰国後ドミニク・コルビのもと「フレンチ割烹ドミニク・コルビ」の立ち上げに携わり、魚・肉部門シェフとして勤務。2017年、ご自身のレストラン「Ma Poule」をオープン。「ミシュランガイド東京2025」にてビブグルマンに選出。