〔特集〕錦秋の京都を訪ねて イロハモミジの燃えるような赤に染まる京都の秋。平安貴族たちが競い合うように和歌や日記に残した紅葉の名所は、今も私たちに眼福を与えてくれます。人気の観光地にあっても、未だ静けさの残る奥京都へ秋の美味と令和の紅葉狩りへと皆様をご案内いたします。
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奥京都で紅葉狩りの昼膳&アフタヌーンティーを
観光客で賑わう市街地から足を延ばし、遠足気分で美味なる紅葉狩りへ。歴史を物語る凜とした雰囲気とその土地ならではの旬味を求めて、旅の目的地となる美味処へご案内します。
〔鷹峯〕アマン京都
苔むす森の庭で秋たけなわのアフタヌーンティー
和洋のテイストを織り交ぜた華やかなスイーツ。そして、総料理長の小澤達也さんが手がけるセイボリーは、口の中で脂がとろける京都丹波平井牛のリエットや大豆の甘味がたっぷり、京都北山の“恋豆富”など、選び抜かれた地元の素材が口福。
京都・鷹峯三山の麓、密やかな紅葉の森に包まれる「アマン京都」のダイニング「ザ・リビング パビリオン byアマン」では、人気のアフタヌーンティーも秋一色に染まり、上品な味わいのセイボリーから、和菓子に見立てたスイーツまで多彩なラインナップが揃います。
「豊かな自然に囲まれながら、京都近郊の食材を思う存分楽しんでほしいですね」と話すエグゼクティブペストリーシェフの松尾浩幸さん。
城陽のいちじく、丹波のさつまいも、大枝の柿など、京都特産の秋の味覚を20種以上のティーセレクションとともに堪能できます。
和三盆の餡を贅沢に詰め、マスカルポーネチーズをしのばせた最中をシェフ自らが目の前で作ってくれるという心躍る演出も楽しみの一つ。
秋の昼下がり、あるがままの自然が息づく紅葉の彩りを愛でながら、至福のひとときをお過ごしください。
建築家・ケリー・ヒル氏によるシックなデザインのダイニング。紅葉と苔が生む、鮮やかなコントラストは壮観。
アマン京都「ザ・リビング パビリオン by アマン」住所:京都市北区大北山鷲峯町1
TEL:075(496)1335(レストラン予約。9時~18時受け付け)
「アフタヌーンティー」1万2000円は15時~(17時終了)。前日17時までに要予約
※写真のメニューは2024年10月31日まで。内容・価格は変更の可能性あり。
テラスを含む席の希望は空き状況によります
(次回へ続く。
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