日本の聖地を訪ねて 神聖なる力や自然の美しさを感じられる聖地を数秘研究家のともこさんが訪ねます。新時代の開運の縁となりますように。
連載一覧へ>>
ともこ(磨雲木)
数秘研究家・コラムニスト。数秘の智慧を生活に生かし、しなやかで心地よい暮らしを送るヒントを伝えている。開運アドバイス付き『日本の聖地カレンダー2025』(世界文化社)が好評発売中。
果てしない大空の聖地
阿寒摩周国立公園・根室
雄大な景色が広がる北海道・道東エリア。北海道で最も歴史のある国立公園の一つといわれる阿寒摩周国立公園は、千島火山帯の活動でできた阿寒・屈斜路(くっしゃろ)・摩周の3つのカルデラ地形から成り、多くの観光客が訪れます。
アイヌ語で「カムイトー」(神の湖)と呼ばれ、崇められてきた摩周湖。周囲約20キロ、最大水深は212メートルにもなり、世界有数の透明度を誇る。
日本最大のカルデラ湖・屈斜路湖へのルートはいくつかありますが、国道243号線の美幌峠(びほろとうげ)を通ると、日本百名道にも選ばれている絶景が広がります。
屈斜路湖(くっしゃろこ)のほとりにある龍の祠。大木の根元が龍の姿に見える。
道東交通の要衝である美幌町は、清流日本一に選出されたことがある川が流れ、アイヌ語の「ピポロ(水多く大いなるところ)」が町名の語源であり、自然との共生を感じました。
阿寒湖内に浮かぶ周囲300メートルの無人島、ヤイタイ島内にある白龍神王の祠。
マリモの生育地として有名な阿寒湖では遊覧船を楽しむほか、漁船でヤイタイ島へ行くことができます。この島は、北海道屈指のパワースポット。白龍神王の祠があり、風水的な地形がもたらす「氣」が集まる場所とされています。
納沙布岬(のさっぷみさき)。岬の先端には北海道内最古の洋式灯台が立つ。
湖の景色を堪能した後は、本土最東端、日本で一番早く朝日と出会える納沙布岬(のさっぷみさき)を目指しました。岬のある根室市は、北方漁業の基地として発展し、根室港は海の玄関口として名を轟かせています。
根室市の金刀比羅(ことひら)神社。海上安全、漁業産業の振興等を祈念し、金刀比羅大神を祀ったのが始まりとされる。
唯一神職が常駐する金刀比羅(ことひら)神社では歯舞群島(はぼまいぐんとう)・色丹島(しこたんとう)・国後島(くなしりとう)に鎮座していた神社のうち11社の御神体が仮遷座され、毎年例祭が斎行されています。
また、根室市は高山植物の宝庫・北方原生花園(ほっぽうげんせいかえん)があるなど、美しい自然に恵まれ、野鳥の生息種も豊富です。果てしなく続く大空と大地に心洗われる、美しき聖地がありました
連載題字&龍翔鳳舞/宮崎県日向市・大御神社 禰宜 新名昭彦
龍のように力強く飛翔し、鳳凰のように華麗に舞うという発展を祈る意味。家内安全、無病息災、社運隆盛など、皆様の運気が上がり、健康でありますようにとの願いを「龍翔鳳舞(りゅうしょうほうぶ)」の文字に込めて。
取材裏話を音声でお楽しみください!誌面ではご紹介しきれなかった情報や、取材時の裏話をともこ先生にうかがいました。
取材裏話はこちらからご視聴いただけます>>