眼鏡を落とさない、なくさないためのスマートでスタイリッシュな方法という考えのもと誕生したLA LOOP。ネックレスのように首からさげて、リングにアイウェアをフックして持ち運べるのがグラスホルダーです。近年では、年代や性別を超えて、お洒落感度の高い方たちからも支持されるファッションアイテムへと進化を遂げています。
アメリカ発のグラスホルダー専門ブランド「LA LOOP」
すべて天然石を使用した「マサイ」コレクション。長さ約53cm、ホルダー内径2.4cm 各3万5200円/すべてLA LOOP(グローブスペックス)
今、グラスホルダーに特化したブランドとして注目を集めているのが「LA LOOP(ラ・ループ)」です。2001年にニューヨークでデビューし、現在はロサンゼルスを拠点にグローバル展開しています。
LA LOOPのグラスホルダーの最大の特徴は、360度回旋するリングです。アメリカで特許を取得した特別仕様で、2つの丁番をつけたことで、ぶら下げている間も眼鏡やサングラスの回転を防ぎ、安定した位置をキープできます。また眼鏡を下げていないときもネックレスとして美しい佇まいを見せるのもポイントです。
太めのオフホワイトレザーの編み込みが特徴的なLA LOOPを身につけた、デザイナーのエリザベス・ファラートさん。どんな装いにもなじむデザインを信条としています。
「眼鏡をなくさない・落とさないための、スマートでスタイリッシュな解決方法をずっと探していました」と語るのは、デザイナーのエリザベス・ファラートさん。
ただ機能的なだけでなく、ファッションアイテムとしても楽しんでほしいという想いから、ハンドメイドのメタルワークを使用したスタイルや上質なイタリアンレザー、ネックレスのような輝きをたたえる半貴石など、さまざまなマテリアルを駆使した多様なデザインを提案しています。そして熟練の職人により一つひとつ手作業で製作され、ハンドメイドの質感を感じ取ることができるのも魅力です。
機能性を備えたジュエリーとしても楽しんで
「ジュエリー」コレクションから、24Kコーティングが施された存在感のある大ぶりのスタイル。長さ約53cm、ホルダー内径3cm 9万2400円/LA LOOP(グローブスペックス)
ミラノの革工房に特注した肌触りの良いイタリアンスティッチドレザーは、ユニセックスで人気を博すシリーズ。今季の新色は、こっくりとした黄褐色がシックなキャニオンカラー。長さ約63.5cm、ホルダー内径2.3cm 2万900円/LA LOOP(グローブスペックス)
美しく進化し続けるループのかたち
グラスホルダーのパイオニアLA LOOPは創立25周年を迎えます。それを記念して、ブリュッセルを拠点に活躍するベトナム系アメリカ人のアーティスト、チョン・ジア・グエンさんとのコラボレーションが実現しました。
スターリングシルバーからスタートしたLA LOOPの原点に立ち返り、シルバーカラーで全体が統一されています。ループを螺旋状にあしらい、角度を変えて見ると三日月が現れる、洗練されたデザインが魅力。「ループが立体的になることでアイウェアの掛け方もアレンジが効いて、今までにない深みのあるデザインに仕上がりました」(エリザベスさん)。
月食の日に生まれたチョンさんの娘にちなんで、「ルナ ループ」と名付けられた新作。世界で75 本のみの限定販売となっており、ひとつひとつにシリアルナンバーがつきます。長さ約63.5cm、ホルダー内径3.3cm 3万5200円/LA LOOP(グローブスペックス)
「アイウェアは、物をよく見るための道具という概念を超えて、今やファッションアイテムといえるでしょう」とエリザベスさんは語ります。アイウェアとグラスホルダーは2つで1つ──便利なだけでなく、自分自身の個性を表現するアイテムとして存在感を増しています。「朝起きてから夜寝るまで、グラスホルダーは日々の暮らしの中で長い時間身につけるもので、まさにその方の人生そのもの。これからも、誰かの人生にそっと寄り添うようなデザインを提案し続けたいと思っています」。
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