今年も残すところあと2週間。皆さま一年間本当にお疲れさまでした。
今年最後にご紹介するのは、頑張った自分をねぎらうのにぴったりな「さばの血巡りスープ」。“瘀血(おけつ)は万病のもと”という言葉があります。瘀血は血がドロドロになっていたり、滞っている状態。この時期は外食で痰湿が溜まったり、冷えや乾燥、寝不足など、瘀血の原因が盛りだくさん。さばのスープでしっかりケアして、元気に新年を迎えられますように。
さばは、体を温め、血を補って巡りをよくしてくれる食材。肩こりや頭痛、生理痛、クマやくすみ、シミなど、血の巡りの悪さが原因で起きる不調の改善に効果を発揮します。
※妊婦、皮膚の炎症、喘息の時は控える。
●材料と作り方
1 )鍋に油を熱し、みじん切りのにんにくを炒める。
2) 水とトマトジュースを入れ、切ったたまねぎとなすを加えて煮込む。
3)さば缶とミニトマトを入れ、ハーブソルトで味を調える。盛り付けたらパセリを散らす。
久保奈穂実(くぼ・なおみ)
国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。ハードな生活で身体のバランスを崩した際に漢方薬に助けられた自身の経験から興味を持ち、中医学と薬膳を学ぶ。現在、成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行っている。著書に『1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365』『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』(ともに世界文化社刊)。SNSで発信するやさしい養生知識や、簡単薬膳レシピも大好評。X:@naominkubo /Instagram:@naomin_yakuzen※この記事は、久保奈穂実『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』を再構成しています。