「アンティキティラ」の沈没船の発掘と研究
Hublot(ウブロ)
歴史のミステリーに満ちたオーパーツ(その時代にあるはずのない産物)の一つ “アンティキティラ島の機械”。紀元前2世紀頃のものと考えられている太陽系儀で、古代人が発明した最初のコンピュータともいわれています。
古代文明の先進性を物語るアンティキティラの機械。
この機械が発掘されたのは、ギリシャのアンティキティラ島近海に沈没していた船の中。1901年に初めて発見されてから度々発掘が試みられてきましたが、そこにはまだまだ遺物が眠っている可能性がありました。
2014年以降、毎年発掘チームが深海の謎に挑んできました。
そんな沈没船の謎に2014年から挑み続けているのが、「ウブロ エクスプロレーション」というチーム。多くの専門家と先端技術を結集し、10年間で船体の大部分を回収することに成功しました。
アンティキティラ島の沈没船から発掘された陶磁器。発掘を始めてから10年間で、約300ものオブジェと船体の大部分を回収することに成功。
時の魅力を伝えるブランドの情熱が、今まさに深い歴史の神秘を解き明かそうとしています。
歴史の探究とともに、革新的な素材や設計に挑む未来志向の時計作りにも挑戦し続けています。左:「MP-10 トゥールビヨン ウエイト エナジー システムチタニウム」(チタニウム、ラバーストラップ、ケース径54.1×41.5ミリ、自動巻き、世界限定50本)3767万5000円 右:「ビッグ・バン ワンクリック アルミニウム ピンク ダイヤモンド」(アルミニウム、ラバーストラップ、ケース径33ミリ、自動巻き、日本限定)243万1000円(ともにLVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ)
未来への挑戦者を支える「ロレックス賞」
Rolex(ロレックス)
世界初の防水腕時計「オイスター」、高山など過酷な環境でも正確な時を刻む「エクスプローラー」……。「ロレックス」は創立当初から、未踏の地を目指す挑戦者のための腕時計作りを続けてきました。
さまざまな社会貢献活動を支援するロレックスの新作。「デイデイト40」(RG、ケース径40ミリ、自動巻き)622万1600円(日本ロレックス)
そして環境問題やウェルビーイングの意識が高まってからは、その支援は“未来への挑戦者”にも広がり現在に至ります。その代表例が、1976年から実施している「ロレックス賞」。よりよい暮らしのために革新的なプロジェクトを行う人々を表彰し、受賞者たちは長期的なサポートを受けることができます。
2023年度のロレックス賞受賞者には、サステナビリティに貢献する5名がその栄誉に輝きました。彼らの活躍によって、未来に刻まれる時はいっそう豊かなものになることでしょう。
2023年度の「ロレックス賞」受賞者より。(画像提供:Rolex)
コートジボワール初の霊長類学者インザ・コネさん。西アフリカ最後の原生雨林の一つ、タノエ・エヒで自然保護活動を行っています。
タノエ・エヒに生息する絶滅危惧種、モモジロコロブス。
インドネシアの社会起業家デニカ・リアディニ=フレッシュさん(右)は、世界初の再生可能なサプライチェーン“Farm-to-Closet”(農場からクローゼットへ)の起業に成功。
インドネシア伝統の手芸を生かした洋服作りを支援し、当地の生活をサポート。
ケニアの起業家ベス・コイギさんは、大気中から水を抽出する装置を開発して東アフリカの水不足解消に尽力。
(次回に続く。
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