(A)自宅で地道にスクワットを始める
(B)ジムでマシンやバランスボールを使ったトレーニングを始める
正解は(A)筋肉をつけるのにいきなりウエイトトレーニングを始めてはいけない
医師から指導されるほど機能運動性が低下している人がいきなりジムに飛び込んではいけません。ウエイトトレーニングに挑戦するのは機能障害をさらに深刻化させるようなものです。筋肉をつけて快適に歩いたり走ったりできるようにするには、歩く動作に近いスクワットのほうがずっと効果的です。
(A)常日頃から腹式呼吸を心がける
(B)毎朝、腹筋・背筋トレーニングを行う
正解は(A)腰を痛めてしまった人に腹筋・背筋トレーニングは厳禁
腹直筋を鍛える昔ながらの腹筋・背筋運動には腰痛改善の効果は期待できません。自然とおなかに力が入り体幹が安定する腹式呼吸がおすすめ。31ページからの“正しい姿勢”で日常動作を行うエクササイズも参考に。
(A)カラダへの負荷が軽い水泳
(B)重りを使った筋トレ
正解は(B)水泳は骨密度を減らす運動⁉
骨も筋肉と同じように負荷をかけなければ強くなりません。そのため、骨粗しょう症の予防にはスクワットや腕立て伏せ、ダンベル体操などのレジスタンス運動や重力をかけるトレーニングが不可欠です。浮力を使う運動である水泳はケガをしにくいのがよい点ですが、骨にインパクトを与えず、骨密度を減らしてしまう可能性があります。
撮影/本誌・大見謝星斗(人物) 西山 航(静物) スタイリング(静物)/阿部美恵 モデル/桐生ちづる イラスト/駿高泰子 取材・文/渡辺千鶴