〔特集〕心華やぐ「集い」の時間 この一年の出来事を振り返り、無事に過ごせたことを共に感謝する── 親密な人たちとの年末のひとときを忘れ得ぬものにするためには、集いの場の選び方も大切です。華やかなツリーやリースが飾られた自宅で、祝祭気分に満ち溢れるラグジュアリーホテルやレストランで、特別な時間を過ごすためのアイディア、情報をお届けします。
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美食と優雅な空間が待つ話題のレストランへ
家族や友人と集まる機会の増える年末。とっておきの美味が楽しめることはもちろん、アラカルトで各々好きなメニューを選べたり、キッチンを囲むゆったりとしたカウンターがあったりと、多彩な美食体験ができる旬のレストランをご紹介します。全店個室も揃っています。
レミニセンス【愛知・名古屋】
名古屋のグランメゾンで記憶に残る“美食体験”を
愛知県豊橋市で育てられた「恵鴨」、ポルチーニとジュのソース。
「カンテサンス」「ハジメ」という東西の名店で修業し、地元・名古屋に構えた「レミニセンス」がミシュラン2つ星を獲得した葛原将季シェフ。移転オープンから1年が過ぎた今、その料理はさらに進化を遂げています。
「第一章」から「終章」まで本のように綴られたメニューに並ぶ食材は、東海地方のものが中心。繊細な技で素材の持ち味を引き立て、奥行きのある味わいに仕上げています。
長いものガレットとコンテチーズのブリオッシュに、毛がに、キャビアをのせて。毛がにの風味と余韻を引き立てる構成。
「サスエ前田魚店」の金目鯛のパイ包みに、シングルモルトのソースを添えて。
「第四章~安堵~」では季節の果物を使ったデザートが供される。写真は、いちじくのソース、キャラメルムース、カスタードクリームをはさんだミルフィーユ。ミルクアイスとともに。
「料理のテーマは『余韻と記憶』。普通とは違うアプローチを加えつつ、本質をぶらさないことを大切にしています。ここでの時間が豊かな人生の1ピースになってほしい」と意気込むシェフのもとには、名古屋近郊はもちろん、東西からも美食家が通ってくるそう。
大切な方とともに、一年の最後に忘れがたい美食体験をしてみてはいかがでしょう。
北国のかまくらからもインスピレーションを受けたという真っ白な空間は、洗練されていながらも温かい印象。
レミニセンス住所:愛知県名古屋市東区筒井3-18-3 南口
TEL:052(228)8337(予約専用)
営業時間:12時、18時~18時30分(ともにLO)
定休日:不定休
※要予約 個室3室 コース昼2万1780円~、夜2万4200円~
(次回へ続く。
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