〔特集〕心華やぐ「集い」の時間 この一年の出来事を振り返り、無事に過ごせたことを共に感謝する── 親密な人たちとの年末のひとときを忘れ得ぬものにするためには、集いの場の選び方も大切です。華やかなツリーやリースが飾られた自宅で、祝祭気分に満ち溢れるラグジュアリーホテルやレストランで、特別な時間を過ごすためのアイディア、情報をお届けします。
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ツリーデコレーター池田かおりさんのクリスマス飾りの新提案
子どもっぽくなりがちなクリスマスのデコレーション。いつもの飾り方を少し変えるだけでできる、ツリーやオーナメントのおしゃれな飾り方をご紹介します。
池田かおりさん(いけだ・かおり)
ツリーデコレーター、デザイナー。2016年からクリスマスデコレーション専門ブランド、「ナターレ」の展開を開始。オーナメントやツリーのデザインから、スタイリングまで手がける。主なデコレーション作品は、恵比寿ガーデンプレイスやグラン東京サウスタワー、代官山 蔦屋書店などに展示。 数々のクリスマスツリーデコレーションや、オーナメントのデザインを手がける、池田かおりさん。
可愛らしいオーナメントを集めても、どうしても毎年同じような飾り方になってしまいがちなクリスマスツリーですが、いくつか要点を押さえると、簡単に洗練された印象に仕上がるそうです。
まずは、枝を根元からしっかりと広げ、ツリーが美しい円錐形かどうかを確認する下準備が重要。そのうえで、使うオーナメントの色と種類を絞ることで、全体のバランスが整います。
「ツリーではなく、花材や家にある器をオーナメントを使ってアレンジし、部屋の隅々まで飾りつけると、より自宅にクリスマスの華やかさが加わります。思い出のある飾りを使って個性を出すともっと楽しいです」。
2024年のクリスマスは、例年とひと味違ったデコレーションに挑戦してみてはいかがでしょうか。
小さいツリーは目の高さに置き、フォルムを楽しむ
小ぶりのツリーは、椅子に座ったときに目線の高さにくるよう、チェストの上などに置くことがポイント。
「横から見ることで木全体の形がより美しく見え、下のほうにつけた飾りも十分に見て楽しめます。上のほうにサイズの小さい飾りを、下のほうに大きい飾りをつけると、全体のバランスが簡単に整います」。
ガラスの花器に枝物、 照明を合わせてツリー代わりに
ガラス製の大きい花器、丈夫な枝物などの花材、細いケーブルに電球が埋め込まれたLEDライト(長さ10~20メートルほど)と、オーナメントを使ったアレンジ。
枝にライトを巻きつけ、残りを器の中に入れると幻想的に光る。USBでモバイルバッテリーに繫ぎ給電できるタイプなら、コードも目立たずおすすめ。
トレイにオーナメントとキャンドルを
オーナメントを、松ぼっくりやキャンドルと一緒にトレイに盛って食卓やコーナーに。
半分になったツリーをドアに
裏側が平らなツリー、「ウォールデコ」は、付属のマグネットや丈夫な紐でドアや壁などの平面に取りつけ可能。
オーナメントスワッグをドアノブに
ドライのユーカリに吹きガラス製のオーナメント「シャイニー」を結んだスワッグ。オーナメントと枝物をリボンで強く縛り、もう1本のリボンで引っかけるための輪を作れば完成。
ツリーの色はシンプルに統一
飾りの色を絞ったツリー。大きめの飾りはインパクト抜群。
柔らかな素材をアクセントに
アクリル製の柔らかなオーナメント、「フルフィ」をつけると、温もりのある印象に。
オーナメントをリースに取り入れる
小さなオーナメントをリースにワイヤーでくくれば、1つだけのオリジナルリースができる。/すべてナターレ
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