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ポール・ケアホルムの名作チェアが「和の空間」になじむ理由を、京都・両足院での特別展示から紐解く

2024.12.10

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デンマークの家具デザイナー、ポール・ケアホルムといえば「PK22」(下写真)に代表されるレザーとスチールを組み合わせたシンプルな線の美学を生かしたチェアが有名。

それらの名作チェアが、京都・両足院に一堂に揃う特別展示が開催されます。名作チェアと日本建築の親和性を知る貴重な機会をお見逃しなく。

POUL KJÆRHOLM(ポール・ケアホルム)
1929年-1980年。デンマーク生まれの家具デザイナー。コペンハーゲンのデンマーク美術工芸学校で学び、家具職人として修練を積む。1952年にフリッツ・ハンセン社に入社。建築素材であるスチールを多用し、PK11、PK22など多くの名作チェアを生み出した。

ポール・ケアホルムの名作チェアが「和の空間」になじむ理由

悟りや宇宙の象徴ともされる“円窓”と響き合う名作チェア「PK15」の佇まい。

ポール・ケアホルムの家具が、実は「和の空間と相性がいい」ということは、これまでも世界のデザイン通の間で語られてきました。しかし「それがなぜか?」については、あまり追求されてきませんでした。その理由を解き明かすべく、今回満を持して開催されるのが『ポール・ケアホルム展 in 京都』です。

京都の両足院という日本建築の中で、畳や石庭といったさまざまな和の素材や構造と、そこに置かれたポール・ケアホルムの家具との親和性を体感すると、自ずとその答えが見えてくるのです。

横から見たシルエットの美しさも、「PK」チェアの特徴。左からPK91、PK22、PK33 

また、会場で販売される図録も必見。ポール・ケアホルムの子どもたちにより、ケアホルムファミリーがいかに日本の文化・建築・デザインからインスピレーションを得ていたかや、日本建築とポール・ケアホルムのデザインに共通する「間」の効果などについて、深く語られます。

会場では、今回初披露となる復刻チェアなども見ることができるので、ぜひ足を運んでみてください。

畳の和室や縁側、庭の草木とともに空間になじむ名作チェアたち。左からPK11、PK25

畳の和室や縁側、庭の草木とともに空間になじむ名作チェアたち。左上から時計回りにPK9、PK11、PK22、PK33、PK4、PK91

畳の和室や縁側、庭の草木とともに空間になじむ名作チェアたち。PK22

ポール・ケアホルム展 in 京都

会期:2024年12月21日(土)~2025年1月19日(日)※12月30日(月)〜1月3日(金)は休館
会場:臨済宗大本山建仁寺塔頭 両足院 
住所:京都市東山区小松町591
開館時間:13時~17時(最終入場は16時30分まで)
拝観料:1000円(現金のみ)
オンライン予約優先入場(https://airrsv.net/pkkyoto/calendar
主催:フリッツ・ハンセン

●お問い合わせ
フリッツ・ハンセン 
03(3400)3107
URL:https://www.fritzhansen.com/ja

この記事の掲載号
『KATEIGAHO JOURNAL(家庭画報 ジャーナル)』
2024年12月7日発行号(非売品/Free)

『KATEIGAHO JOURNAL(家庭画報 ジャーナル)』は、雑誌『家庭画報』より発行する定期タブロイドメディアです。ワンテーマに特化した内容で、皆さまをラグジュアリーな世界へご案内します。

一部地域の新聞折り込みのほか、家庭画報本誌を年間購読いただいている方にも、本誌に同梱してお届けします。 次号は3月発行予定。この機会にぜひ年間購読をご検討ください。◆家庭画報年間購読のご案内はこちら→

Photo: Takemi Yabuki ※イベント開催時は各部屋・空間に展示されるチェアは、写真と異なります。

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