有田焼の老舗窯元「弥左ヱ門窯(やざえもんがま)」から生まれた有田焼ブランド「アリタポーセンリンラボ」では、弥左ヱ門窯の創業220周年を記念した最高位銘「七代松本弥左ヱ門」を発表。その第一弾となるゴールドイマリ“モノリス”シリーズの展開が始まりました。
有田焼の魅力を再び世界へ向けて発信
弥左ヱ門窯の5代目弥左ヱ門が、1900年代中期に創設した金襴手古伊万里様式(きんらんでこいまりようしき)の有田焼「ゴールドイマリ」。緻密で絢爛豪華なゴールドイマリシリーズの有田焼は、欧州の王侯貴族らに大人気を博し、テーブルウェアとしてだけでなく、美術品として蒐集されて、一世を風靡しました。
1900年代の「ゴールドイマリ」に関する資料。
その芸術性や価値観を、現当主である七代目弥左ヱ門が現代に調和する形で再興して誕生したのが、ゴールドイマリ“モノリス”シリーズです。
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ユニークな形は、生成AIに、恵比寿大黒天・寿老弁財天・毘沙門天・布袋尊福禄寿・大黒天・恵比寿天・寿老人・弁財天・布袋尊・福禄寿をお題として与え、出力したものを元に図案化された。
図案をベースに、最新の技法で3Dデータから石膏型を作成し、昔ながらの排泥鋳込みで成形して、最後の絵付けは卓越した技術を持つ職人が総手描きで行う。
ゴールドイマリ“モノリス” 「恵比寿大黒天 双角錐型福乃神花瓶 赤濃金彩図案絵」。南方を守護する瑞獣「朱雀」の燃えるような赤色を金襴手古伊万里様式の特徴のひとつである赤濃で表現。330万円。
ゴールドイマリ“モノリス”「毘沙門天 双角錐型福乃神花瓶 染錦金濃金彩図案絵」。有田焼の最高峰の技法の一つとされる染錦(そめにしき)が特徴。東西南北の中央を守護する瑞獣「麒麟」を意味する配色。330万円。
ゴールドイマリ“モノリス”「布袋尊福禄寿 双角錐型福乃神花瓶 金彩図案絵」。西方を守護する瑞獣「白虎」の色をイメージした配色。美しい白磁に、金彩が映えて洗練された印象に。330万円。
「“伝統”とは、常に“革新”があって続くもの」と、七代目弥左ヱ門・松本哲(まつもと・さとる)さんは言います。過去の図案と現代のテクノロジーに、継承され続ける職人技を掛け合わせて生まれた、新ブランドのゴールドイマリ“モノリス”シリーズは、まさにそれを体現したもの。
七代目弥左ヱ門・松本哲さん。
さまざまな世界的ブランドやアーティストとのコラボレーションを積極的に展開している七代目の新しい挑戦に期待が高まります。
※ゴールドイマリ“モノリス”シリーズは、伊勢丹新宿店(本館5階)、日本橋三越本店(本館5階)、アリタポーセリンラボ旗艦店にて取り扱い。
●お問い合わせ
アリタポーセリンラボ株式会社
電話 0955-43-2224
URL:
http://aritaporcelainlab.com