知っておくときっと役立つ! 世界のギフト・トリビア ギフトをあげるとき、もらったときは相手に失礼がないようにしたいもの。幸せをもたらすラッキーモチーフや数字、実は避けたほうがいいアイテムなど、ギフトの蘊蓄(うんちく)を国内外のジャーナリストから集めました。
(1)贈り物に「ラッキーモチーフ」はある?
全世界的に幸運のしるしの代表といえば四葉のクローバーですが、そのほかふくろう(日本では“不苦労”として難を避ける、欧州では森の賢者として知恵の象徴的な意味合いも)やてんとう虫なども幸せをもたらすものとして知られています。
「てんとう虫のブローチ」14万8500円/ウエダジュエラー(ウエダジュエラー帝国ホテル店 電話 03-3503-2587)
日本ではトンボは前にしか飛べないことから前身する“勝ち虫”ともいわれ、勝利を呼び込む開運モチーフとされます。
「トンボのブローチ」418万円/ギメル(ギメルトレーディング 電話 0797-22-0850)
ちなみにイタリアでは鍵は何世紀にもわたって幸運をもたらすと考えられ、心の開放の象徴ともいわれ、3つの鍵なら富、健康、愛を表します。
左・「ティファニー フルール ド リス キー」108万9000円、右・「ティファニー ビクトリア™ キー」225万5000円/ともにティファニー(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク フリーダイヤル 0120-488-712)
ナポリや南イタリアでは、とうがらしと角が伝統的なお守りとして有名。
「とうがらしのブローチ」〈ともに参考商品〉/ギメル(ギメルトレーディング 電話 0797-22-0850)
角は、古代ヨーロッパで神聖視されていた生き物の象徴で、邪悪を遠ざけ、多産と繁栄を促進する意味を持ちます。
また、鍛冶は火と鉄を扱うため幸運をもたらす作業と考えられ、そこから生まれる蹄鉄は火の熱に耐えたパワーの象徴とされます。
(2)ギフトの「数字」にはどんな意味がある?
ラッキーセブンの「7」は幸運の数字として知られますが、「8」もまた神が7日間で世界を作ったといわれることから、キリスト教では7の次の日という意味でよい日といわれます。横にすると無限を表すインフィニティにもなり、日本でも漢字の八は「末広がり」で良い数字と解釈されています。
また主にアジア圏では、贈り物をする際に気をつけたいのが、その数。「奇数」は陽の数字で慶事によいとされ、逆に「偶数」は割り切れる陰の数字であることから、基本的にお祝い事には避けられます。