身体のラインを変える「の」の字作戦
私がいつも心がけているのが「後ろ姿の綺麗な人になりたい」ということ。自分では見られない分、その人のすべてが出てしまうのが後ろ姿。歩き方や姿勢と合わせて、バックスタイルの美しさを決める一番大きな要因がヒップです。
きゅっと上がったヒップの決め手はガードル。
はく時にヒップのお肉を「の」の字を書きながら入れ込むと、ぐっと高さが出るので試してみて。ちなみにブラジャーをつけるときにも、背中から胸の中心に向けて同じように「の」の字を書くようにカップに収めるといいですよ。
今はガードル機能を備えたショーツも多くでていますね。そのようなソフト素材でも「の」の字の入れ込みをトライしてみて。本当に差が出るんです。
女性の下着は「綺麗になるおまじない」
私自身、この下着のつけ方を20代から続けています。ただ身につけるのではなく、いつも身体に「元の位置に戻れ~!」と、おまじないをかけるような気持ちで「の」の字を書くようにしています。
そうやって、1㎝でも高く上げるように「意識」することが、実は美しさをキープするためにとても大事なんじゃないかなと思っています。
お腹が出ているとか、脚が太いとかいうことを気にするより、下着を上手に使って、バストとヒップの高さを変えてみて。全身のバランスが整うだけでなく、姿勢も良くなり、今よりももっと輝いて見えるはずだから。
おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手がける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優から信頼を得ている。
イラスト/大橋美由紀 編集協力/湯澤実和子