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『家庭画報』2025年2月号では「箱根駅伝 2025年、我がチームの主役たち」と題して、今季「三強」と称された青山学院大学、駒澤大学、國學院大學の選手や主務(マネージャーのトップ)、監督の思い、第101回大会の見所などを紹介しています。
本記事では、3大学の未公開写真と誌面に書ききれなかったこぼれ話、大会直後に選手たちから聞いた話をお届けします!
「箱根駅伝」フォト特集 vol.1 青山学院大学編
貴重な「未公開写真」をフォトギャラリーで見る>>第1弾は第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(通称・箱根駅伝)で総合優勝し、2連覇を果たした青山学院大学です。10区間217.1kmを10時間41分19秒で走破し、第100回大会で同大学が樹立した大会記録を6秒更新。また、前回大会と同じく、5区間で青山学院大学の選手が区間賞を獲得し、王者の貫禄を見せつけました。
前回大会の優勝メンバーが7名残っていた今季は、大学駅伝3冠も期待された青山学院大学でしたが、2024年10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝はともに3位。11月中旬、原 晋監督に2大会の結果と箱根駅伝についてたずねると、引き締まった表情でこう話してくれました。
「我々のチームも成長しているけれど、他の大学も非常に力をつけてきているので、そう簡単には勝てない時代になったなというふうに思いますね。出雲なら出雲、全日本なら全日本に照準を合わせなければ勝てない。ですが、我々にとってのゴールは箱根駅伝で、そこから逆算して1年間取り組んでいます。そのなかで、出雲、全日本でも上位争い、優勝争いできているので、問題ありません」。
「この前、寮のホワイトボードに『打倒國學院』『打倒駒澤』と書いてあったので、叱ったんです。『打倒』なんていうのは、弱いチームが格上のチームに向かっていう言葉。私たちはチャンピオンチームで、10年で7度総合優勝した実績もある。自分を信じて、プライドを持って、やっていこう!という話です」。
力強く語っていた原監督率いる青山学院大学は箱根駅伝の往路5区で首位の座を奪うと、そのままトップを譲らず、優勝。もはや「箱根の優勝請負人」とでも呼びたくなる原監督と青山学院大学の箱根駅伝での実績は「11年で8度の総合優勝」に更新されました。