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『家庭画報』2025年2月号では「『箱根駅伝』2025年、我がチームの主役たち」と題して、今季「三強」と称された
青山学院大学、駒澤大学、
國學院大學の選手や主務(マネージャーのトップ)、監督の思い、第101回大会の見所などを紹介しています。
本記事では、3大学の未公開写真と誌面に書ききれなかったこぼれ話、大会直後に選手たちから聞いた話をお届けします!
「箱根駅伝」フォト特集 vol.2 駒澤大学編
貴重な「未公開写真」をフォトギャラリーで見る>>第2弾は、往路4位から巻き返して復路新記録で復路優勝、総合2位をもぎ取った駒澤大学です。前半のトラックシーズンではあまり結果が出せず、先行きが危ぶまれる声もあった駒澤大学でしたが、夏合宿を経てチーム力が明らかに確実に底上げされました。大学駅伝シーズンが始まるころには、上級生に駅伝巧者が揃う青山学院大学、悲願の箱根駅伝初優勝に向けモチベーションが高い國學院大學とあわせて、三強と位置づけられるまでに評価が急上昇。
残念ながら優勝まではあと一歩届かず、出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝すべてにおいて2位という結果になりましたが、胸を張って終えられるシーズンとなりました。
大会前に取材で伺った際、「2年前の田澤 廉を中心に三冠を成し遂げた代や、鈴木芽吹、花尾恭輔、安原太陽といった4年生たち全員で部をまとめ上げた昨年度に比べると、選手層が薄く、主将の篠原(倖太朗)頼みになってしまうチームなのは否めないのですが、夏合宿を経て4年生たちの意識にも変化が現れたんです」と語っていた藤田敦史監督。
明るさと優しさで部員に接する篠原主将を慕った下級生たちがまっすぐ育ち、学年を超えてチーム一丸となりました。その結果が、先頭に突き放されても誰も諦めず、粘りの走りを見せての箱根駅伝総合2位です。まさに、これぞ転んでもただでは起きない“駒澤魂”の体現といえます。
「子どもたちを褒めるしかない」(大八木弘明総監督)、「諦めずに復路優勝を目指して走り続ける選手たちの姿に涙が出てきた」(藤田監督)。指揮官たちの心を揺さぶる走りを見せた駒澤大学の選手たち。後輩たちが「篠原さんと4年生に贈りたい」といっていた優勝ではありませんでしたが、観客の皆さんに勇気と感動を与える走りでした。
復路でのゴール後、大手町において囲み取材や独自取材でお聞きしたコメント、『家庭画報』2月号で書ききれなかった内容をご紹介します。
※主将、副主将、主務は第101回箱根駅伝当時のものです。