谷中 晴選手(3区・1年)
出雲駅伝未出走者で競う「もうひとつの出雲駅伝」で1着。大学駅伝デビュー戦となった全日本大学駅伝では4区を走り、8位から5位に押し上げる力走。そして箱根駅伝は3区を任され、5位から4位へひとつ順位を上げて襷を繫ぐ安定感。福島出身の1年生、谷中 晴選手。堂々たる箱根駅伝デビューでした。
——初めての箱根駅伝、いかがでしたか?今回、1年として初めて臨んだわけですが、1区間がハーフ、またはハーフマラソン以上と長めなので、自分の得意な距離ではありました。ただ、実は12月の練習で左の足底を痛めてしまい……。ジョグはできていたのですが、かばっていたせいで体のバランスが悪くなり、背中も痛めてしまったんです。箱根1週間前くらいから、ようやく本練習を再開できるようになりました。
——間に合ってよかったですね!11月の取材時に「1区か3区を走りたい」と話されていましたが、今回の3区は志願されたんですか?はい。1週間前ぐらいから練習を再開して3区をなんとか走れそうなところまで調子を戻せたので、走ることになりました。元々、下り基調のアップダウンがあるコースが得意ということもあり、自分に向いているコースだなと思ったので、3区を走りたいと監督にお話ししました。
——課題は見つかりましたか?最初は下り基調のアップダウンが続く中、ペースを上げたつもりがうまく上がらなくて。後半、國學院さんとかに追いつかれてからようやく自分の走りが戻り、そこからペースを上げられるようになった感じです。調子を落としているわけではなかったのですが、練習を減らしていた期間の影響が今回のレース前半につながってしまったのかなと。1年次は故障の影響で半分くらいしか練習をできていないので、故障を減らしてもっと強い選手になっていきます。