そして、迎えた決戦の舞台、箱根駅伝。國學院大學は故障者が出たことでベストのオーダーが組めず、山登り5区の高山豪起選手(3年)が区間14位、山下り6区嘉数純平選手(3年)が区間16位と苦戦。2区を走った平林主将も区間8位と本来の力を発揮できず、チームは目指す頂点には届きませんでした。
1月3日の大会終了後、前田監督は落ち着いた表情で2日間の熱戦を振り返りました。「5年前の3位は嬉しくて、胴上げしてもらいましたが、今日は悔しいです。どのチームも故障者の1人や2人、何かしらのトラブルはあったと思いますから、それは言いわけにはなりません。チームとしての力が青山学院さん、駒澤さんに劣っていた結果だと思います。ただ、出雲と全日本は、本気で獲りにいって獲った優勝で、フロックではない。そこは選手たちを称えてほしいと思います」。
「箱根駅伝というのは私が思っていたよりもさらに深みがあって、 まだまだ勉強不足だと感じました。それでも、今回本気で優勝を狙って戦って得たものはたくさんあります。それを来季以降のチームにどう繋げていけるか。次の102回大会まで1日も無駄にせず、箱根で優勝できるチームを再構築していきます」。
悔し涙の後、後輩たちに初優勝の夢を託した4年生たちと、尊敬する4年生の思いを背負って走り出した新チームに、心からのエールを送ります。
※主将、寮長、主務は第101回箱根駅伝当時のものです。15枚の未公開写真で取材の舞台裏を振り返り
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