「乙巳(きのとみ」の2025年、草花のようなしなやかな強さと、蛇のような柔軟性が運を開く!
2025年がスタートしました。この数年で、世界情勢、経済、政治などの大きなテーマから、物の価値観、人々の考え方、人とのつながり方など、私たちの身の回りの環境も、これまでとは違った形へと変化しています。その流れは2025年どうなっていき、変わりゆく時代の中で私たちはどう過ごせばいいのでしょうか。東洋・西洋の枠を超えて、幅広く占いを研究する水晶玉子さんに、新たな年の運気と、より良い一年にするためのヒントを伺いました。
※水晶玉子さんによる個人鑑定の応募方法は記事の最後に掲載しています。
2024年で生じた気づきや違和感が、いよいよ現実を変えるきっかけとなる一年に
昨年の記事でもお話した通り、今年の干支は「乙巳」です。「乙」は、身を屈曲させながら大地に出てくる芽を象っている文字とされ、“木の陰の気”を持ちます。曲がりくねりながら芽を出して、草原を埋め尽くしていく草花のイメージを持つ年です。
「巳」という文字は、蛇が頭をもたげ、何かに立ち向かっていく姿を現しています。そして干支にはそれぞれ季節があり、「巳」が表すのは初夏。すべての生き物が暗い場所から明るい場所へと這い出てきて、強く生きようとする姿を現しているともされています。
さて、2024年の干支は「甲辰」でした。「甲」は十年の運気のサイクルの始まりの年で、“木の陽の気”を持ちました。2025年と同じ“木の気”の年でしたが、”陽“の年は世の中の空気や人の心や考え方など”目に見えないもの“が、”陰“の年は目に見えるものや形あるものなど、現実が変わるとされています。
この数年を振り返ると、新型コロナウィルスの流行で私たちの生活様式は大きく変化し、今は通常の生活が戻ってきたとはいえ、すべてがコロナ前と同じというわけではありません。2024年はこれまでに起きたイレギュラーな出来事を経て、世の中の空気、人の気持ちや価値観が変化した年といえると思います。それが目に見える形で現れ、現実が変わっていくのが2025年なのです。