日本の聖地を訪ねて 神聖なる力や自然の美しさを感じられる聖地を数秘研究家のともこさんが訪ねます。新時代の開運の縁となりますように。
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ともこ(磨雲木)
数秘研究家・コラムニスト。数秘の智慧を生活に生かし、しなやかで心地よい暮らしを送るヒントを伝えている。前作の続編『もっと! 誕生日が教えてくれる本当のあなた』(世界文化社)が好評発売中。
太平洋に浮かぶ絶海の聖地
小笠原諸島(父島・硫黄三島)
東京から1000キロ以上離れ、誰もが人生で一度は訪れたいと願う小笠原諸島。太平洋に浮かぶ大小30余の島々からなる海洋島で、日本で唯一、生物地理区の区分上においてオセアニア区に属しています。
サンゴ礁の隆起と沈降によってできた珍しい地形の南島。小笠原諸島を象徴する景観の一つ。
独自に進化した生き物や生態系が世界的な価値を持つと認められ、2011年、世界自然遺産に登録されました。英語名は「Bonin Islands」といい、江戸時代の無人島(ぶにんじま)という呼び名に由来するといいます。
今回は、年に一度だけチャンスがある「おがさわら丸」で巡る「硫黄三島クルーズ」に参加する特別な旅でした。
父島の千尋岩(ハートロック)。赤土が大きなハートのように見える。
約2000人が暮らす父島の玄関口・二見港。まず目に入るのは南国の景色。深呼吸したくなる爽やかな風が迎えてくれました。ドルフィンスイムやホエールウォッチングの海ツアー、森・山・星空のガイドツアーで、自然を満喫できます。
紫金山・アトラス彗星と天の川。夜空の暗さから日本一の星空にも選ばれている父島にて。写真/マッチの星空屋さん(筒井浩俊)
父島の聖地を訪れる前に、船は硫黄三島へ向けて再出航しました。月に照らされた美しい母島を見ながら眠りにつき、翌朝6時に最後の秘境といわれる南硫黄島を見るため、外部デッキへ。
すると、航路の先に朝陽と共に島影が! その迫力に圧倒されながら、北硫黄島でも目にした雲霧林が覆う神秘的な姿に、心を動かされました。
厳重に原生自然が維持されている、南硫黄島。過去に人が定住した記録がなく、人為的な影響を受けていない。
そして硫黄島では様々な想いを胸に、献花黙禱を捧げました。
太平洋戦争の激戦地、硫黄島。
出航したときに見た景色。人と人との心が通い合う喜び。旅の最後、海上に突如現れた虹。ボニンブルーの海と空と人が織りなす、美しき聖地がありました。
連載題字&龍翔鳳舞/宮崎県日向市・大御神社 禰宜 新名昭彦
龍のように力強く飛翔し、鳳凰のように華麗に舞うという発展を祈る意味。家内安全、無病息災、社運隆盛など、皆様の運気が上がり、健康でありますようにとの願いを「龍翔鳳舞(りゅうしょうほうぶ)」の文字に込めて。
取材裏話を音声でお楽しみください!誌面ではご紹介しきれなかった情報や、取材時の裏話をともこ先生にうかがいました。
取材裏話はこちらからご視聴いただけます>>