2006年、アートへの感度が高い人々が集まるNYのノリータ地区にオープンした「ル ラボ」。フレグランスを芸術に昇華させることを目指し、職人気質を大切に生み出される数々の香りから、自分に寄り添うただひとつをじっくりと探す――。その時間まで愉しめるのは「スローパフューマリー」だからこそ。

「迷ってこそ道は開ける」ということわざを表現した最新作奥底で甘く温かな香りを響かせながら、最後に視界が開け、大地に根を張るユーカリが見えるかのよう。穏やかで研ぎ澄まされた香りは、和装にも。2025年2月に登場しました。ユーカリプタス 20オード パルファム 100ml 4万4000円/ル ラボ
こだわり抜いた独自の世界観を体感して運命の香りに出会う
店での時間を愉しみ香りと向き合って、自分を再発見する旅へヴィンテージの家具や什器が配された、落ち着いた雰囲気のルラボの店内では、時間の流れもゆっくりと感じられます。「侘び寂び」の精神を大切にしたフレグランスは、どれもその名前からは予想がつかない、一筋縄ではいかない魅力を放ちます。
「ソウル(魂)」と呼ばれるスタッフの親身なコンサルテーションを通し、本当に自分が求めていた香りに気づき、思いがけない出会いがあることも多いのだとか。作り手の存在を主張しすぎず、纏う人によって肌の上で香り立ちが変わり、自分だけの唯一無二の香りとなるのも、ル ラボのフレグランスが愛される大きな理由です。
また「ラグジュアリーであることの未来は、クラフツマンシップに委ねられている」との信念から、お客様の手に渡るまでのあらゆるプロセスを、「人の手」によって完成させているのもこだわりの一つ。
「フレッシュ ブレンディング」というサービスを提供している店舗では、選んだ香りを店内にある小さなラボ、まさに実験室のようなスペースで、手作業で調合してボトルに詰めてくれます。その様子を見ていると、きっと「今、私の香りが作られている」と実感できることでしょう。さらにそのラベルには、自分の名前や好きなメッセージを入れて、パーソナライズすることも可能です。
お客様一人一人に向き合い寄り添って、フレグランスの完成を待つ時間すらも、愛しいものにする――、ル ラボが自らを「スローパフューマリー」と呼ぶ所以は、まさにそこにあるのです。
使い切ったフレグランスボトルには、同じ香りを詰め替えるリフィルサービスを行っている。ボトルにシールが重ねてはられる。

バスアイテムを実際に試すための、水を流せるヴィンテージのシンクが設置。

世界の「ル ラボ」各店舗には、壁紙にバラのモチーフが隠されている。それを探すのもお楽しみの一つ。

2025年中に開始予定の、店内で調合される“フレッシュ ブレンディングサービス”も待ち遠しい。

店内には18種類のクラシックコレクションが並び、香りを試すことができる。

2025年2月に発売して話題となった「ユーカリプタス 20 オード パルファム」。ユーカリとシダーウッドのフレッシュさを、レザーのような温かさを持つラブダナムが和らげる。
心が静まるような空間で、日常を離れてゆったり香り選びを
2024年10月、神戸BALにオープンしたル ラボでは、周囲の賑やかさを忘れる落ち着いた空間で、自分になじむ新しい香りを探せます。2025年中にはフレッシュ ブレンディングサービスも開始予定とのことなので、楽しみに待ちたいところです。
ル ラボ 神戸BAL兵庫県神戸市中央区三宮町3-6-1 神戸BAL1階
℡ 078(335)5058
店内の詳しい様子は動画でご覧ください。
https://www.lelabofragrances.jp/