初舞台は2012年の『シダの群れ 純情巡礼編』(作・演出/岩松 了)。以降、舞台でも実力と存在感を発揮している。――小池さんにとって、舞台はどういう存在なのでしょう?
「自分自身と向き合う機会が非常に多い仕事だなと思います。体調管理はもちろん、常にベストパフォーマンスができるように、気持ちもグッと引き締めていかないと!っていうモードに入る期間ですね。それが僕の性には合っているみたいで、大変は大変なんですけど、楽しい気持ちのほうが余裕で勝っちゃう。だから、自分にとっては非常にいい存在です。稽古や本番の後は、お酒も美味いですしね(笑)」
――お酒は何をよく飲まれるのですか?
「麦焼酎。お酒は、みんなと飲むのも、一人で飲むのも好きです。今回の『1789 -バスティーユの恋人たち- 』は7月に博多座公演があるので、終演後にみんなで飲み歩けそうで、すごく楽しみです(笑)」
――4月には、「WaT」でデュオを組んでいたウエンツ瑛士さんが出演される舞台も上演されますね。
「そうなんです。僕はWキャストでの出演なので、観に行けるかなと思っています。観劇はわりと好きで、彼が出ているものに限らず、面白そうなものは結構観に行くんですよ」
――俳優としての今後の展望を教えてください。
「声を出していないと筋力も落ちるので、ミュージカルも含めて舞台は続けていきたいですね。舞台の仕事で色々な人や作品に出会うようになって、近頃改めて、俳優にとって“声”ってすごく大事だなと感じるようになったんですけれども、やればやるほど全然満足できなくて(苦笑)。自分が出したい声や音はあるんですけどね。でも、そういうところも楽しいし、続けていくことで、きっとまた次の“目指すもの”も見えてくるのかなと思います。もちろん映像の仕事も大好きなので、いいバランスで仕事をしていけたら嬉しいです」