【作り方】
1:だし汁を作る。鍋に水、昆布を入れて弱火にかけ、煮立つ寸前に昆布を取り出す。時間のあるときは、昆布を約2時間つけてから煮ると、より旨みが出る。
2:1の鍋を中火にし、かつお節を加える。このとき、かつお節がしっかり浸るように菜箸で押さえる。煮立ってきたら弱火にし、約3分煮て火を止め、そのままおく。
3:かつお節が沈んだら、万能こし器でこす(写真)。簡単にだし汁をとるなら、昆布だけで作る「水だし」でもOK 。例えば朝、保存容器に水2カップと昆布2枚(5cm角)を入れて冷蔵庫で水出しすれば、夜、帰宅後すぐに使えます。冷蔵庫で1~2日保存可。
4:鍋にだし汁2と1/2カップを煮立て、Aで調味する。
5:再び煮立ったら、キャベツを入れてしんなりするまで煮る。とんかつを並べて加え、ふたをしてとんかつが温まるまで2~3分煮る。
6:ボウルに卵を入れて粗くほぐしたら、5に流し入れて1~2分煮、細ねぎを散らす。好みで、七味唐辛子をふる。
具を切って煮るだけの鍋料理は、とっても簡単。肉や魚にたっぷり野菜を組み合わせれば栄養バランスがよく、おかずと汁ものが合体しているから晩ごはんはこの1品でOKです。本書ではとくに、少ない食材で作る1~2人分レシピを中心に、48品の小鍋をご紹介。味つけも和・洋・中・エスニックとバリエーション豊かで、毎日作っても飽きません。新書サイズなのでかばんにすっぽり入って、電車の中で開きやすいのも特徴です。
大庭英子(著)
定価:本体1,100円+税