今回の“会いたい人”は、柔和な善人から冷酷な極悪人まで自在に演じ、観る者を魅了する俳優・小日向文世さん。4月には「近代演劇の父」と呼ばれるヘンリック・イプセンの作品『ヘッダ・ガブラー』に出演、美しく気位の高い主人公ヘッダの夫イェルゲンを演じます。その稽古場にお邪魔しました!
――ヘッダ役の寺島しのぶさんをはじめ、舞台巧者揃いの贅沢なキャストですね。
「僕から見ても、錚々たるメンバーだなと思います。とはいえ、130年くらい前に書かれたノルウェーの話をやるわけですから、そう簡単にはいかない。みんなで試行錯誤しながら、本当に血の通った人間達としてお見せしたいですね。そういう意味でも、この座組みで嬉しいです。若い人達に頭を抱えているところを見せるのはなんだか悔しいけど、今回は隠さずに悩めるから(笑)。しのぶちゃんとの共演も楽しみです。演出家の栗山(民也)さんと出会った舞台でもある『エイミィズ・ヴュー』(1998年)で、相手役をやって以来なんですよ」
レギュラー出演する連続ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系月曜夜9時~)が4月9日より放送開始。