采子のタンスの引き出し〜帯締めの収納
私の帯締めは娘時代から少しずつ増えていったものですから、大まかにはラインナップを理解しています。ところが、母が残した無数の帯締めは全く把握できていなかったため、譲り受けた際にまずは小引き出しを購入。こうして色別に整理しても約十段にも及ぶ量となりました。
帯締めを収納する際には、房が乱れないようにすることを心がけています。皆様もそれぞれに工夫されているかと思いますが、私は写真のように房を押さえ込むようにして結びます。引き出しの中で帯締め同士が絡まらずに、整理しやすい裏技として、ご披露させて頂きます。
今月も自慢の愛犬のサービスショットを!桜の絨毯の上でほのぼのとくつろぐリンゴ(左)とタンゴ(右)です。
一色采子/Saiko Isshiki
女優
日本画家の故・大山忠作氏の長女として東京都に生まれる。毎日をきもので暮らしたお母様のもとで、コーディネートや着こなしのセンスを磨き、現在はファッションのアイテムを取り入れながら独自のスタイルを楽しむ。趣味の日本舞踊や三味線、長唄では名取になるほど、古典芸能への造詣も深い。現在は、福島県にある二本松市大山忠作美術館の名誉館長や二本松市の観光大使も務める。
【連載】女優 一色采子の「母のタンス、娘のセンス」
構成/樺澤貴子