2019年1月にはミュージカル『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』に出演予定。ミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語―』は、今年7月より東京と大阪で上演予定。――確かに、今活躍しているスポーツ選手には、拠点を海外に移したり、コーチを外国人にしている人が多いですね。
「一概には言えませんが、プレッシャーと緊張を与えて厳しく鍛えるという日本の昔からのやり方には限界があるのかもしれません。
僕らも実際、怖くて緊張しているところに演出家のダメ出しがあると、立ち直るのに相当な精神力がいりますから。
まあ、それが役者だと言われたら、それまでかもしれませんが、自分はそうじゃないやり方のほうが素敵だなと思うし、そこに近道はないんでしょうね。大切なのは、わからない他者や自分のことを、いかに根気強く知ろうと思うかなんだと思います」
――素敵に年を重ねていらっしゃいますね。今後の展望や、やってみたいことを教えてください。
「大好きな舞台や歌の仕事と並行して、今まで誰もやったことのない大それたこともやってみたいですね。たとえば、トニー賞の授賞式みたいなショーを、日本でつくること。
時にはジャンルや団体の垣根を取っ払いながら、新しいことにチャレンジして、日本のエンターテインメントの可能性を少しでも広げることができたらなと思っています。
自分たち世代のカラーというか可能性は“垣根を取り払うこと”にあるんじゃないかと思っているので」
――小川さんの1歳下の世代ですね。
「はい。僕はこれまで、同世代の方々と一緒に仕事をすることが少なかったんですが、今回共演するともさかりえさんも、夏に一緒にミュージカル『ナイツ・テイル―騎士物語―』をやる堂本光一くんも同い年なんです。
ちょうど、自分がやっていることが段々わかってきて、与えられる役割が大きくなると同時に、これからできることも増えてくる年頃なのかなと思います。
自分のやりたいことがわかっていて、なおかつ、しゃしゃり出ることはせずに、仲良くやりたいというような“リベラル”な雰囲気を持った世代だと感じているので、ここからまた色々と新しいことをやっていけそうな気がしています。
もちろん困難もあると思いますが、切り開いていけたらいいなと思っています」
井上芳雄/Yoshio Inoue
俳優
1979年、福岡県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。大学在学中の2000年に、ミュージカル『エリザベート』の皇太子ルドルフ役でデビュー。以降、舞台を中心に活躍し、数々のミュージカルやストレートプレイに出演。一方でCD制作、コンサートといった音楽活動も意欲的に行う。また近年は映像作品への出演のほか、ナレーションや司会など、活躍の幅を広げている。
井上芳雄さんからチェキを抽選で2名様にプレゼント!
【応募締め切り】 サイン入りチェキの応募締め切りは2018年5月12日(土) 9時00分です。 下記応募フォームに、必要事項を入力してください。なお、ご応募は、お1人様1回限りとさせていただきます。 複数回のご応募は、無効とさせていただくことがございますのでご了承ください。 当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。編集部へのお問い合わせはご遠慮ください。 たくさんのご応募、お待ちしています! 応募する>>> ※サイン入りチェキのプレゼント応募は、申し込みを締め切りました。
※個人情報の取り扱いについて ご記入いただいた個人情報およびアンケートの回答は、㈱世界文化社にて管理し、当選の通知に利用するとともに、個人が特定できない統計データとして、よりよい誌面・サイトを作るため、および弊社のマーケティング活動のための参考資料とさせていただきます。利用目的にご同意のうえ、お申し込みください。