片岡愛之助さんが出演する舞台『酒と涙とジキルとハイド』が、4月27日から東京で上演されます。2014年に初演された三谷幸喜さん作・演出によるコメディで、先頃行われた台湾公演も大成功を収めました。愛之助さんが演じるのは、人格を分ける新薬の発明に失敗し、学会発表を切り抜けるために、別人格のハイドを演じる俳優(藤井 隆さん)を雇うジキル博士。そのリハーサル中に婚約者イヴ(優香さん)がやって来たことから、抱腹絶倒の騒動が!
――『酒と涙とジキルとハイド』、4年ぶりの再演ですね。
「嬉しいです。三谷さんはたくさんお芝居を書かれていますが、数えるほどしか再演されていません。そんな中で、この作品を再演してくださる、しかも初演と同じメンバーでできるなんて、非常にありがたいことです。4年前は、僕も優香ちゃんも独身でしたし、時の流れを感じますね。三谷さんが新たに書き換えられた部分もありますし、よりパワーアップしてお届けしたいと思います」
――初演で印象に残っているのはどんなことでしょう?
「まず、稽古初日の顔合わせに台本が間に合ったことを、関係者の皆さんがとても驚かれていたことですね(笑)。台本が遅いことで知られている三谷さんですが、優香さんの初舞台ということで、気合いが入ってらしたみたいです。事前に『ジキル博士とハイド氏』のDVDを観ておくようにと渡されましたが、一体どの辺りが生かされているんだろう!?と思ったことも、よく覚えています(笑)」