【問題】
短い真珠のネックレスを「チョーカー」といいますが、そう呼ぶようになったのはいつ頃から?
(1) 大昔から
(2) 19世紀のヴィクトリア時代から
(3) 戦後から
チョーカーの元となる英語は「CHOKE(チョーク)」で、意味は息を詰まらせるですから、チョーカーというのは息を詰まらせるものという意味です。
戦後、アメリカ兵がどっと日本にやってきた時、一番に買って帰ったのが養殖真珠の首飾りでした。
それまでの真珠の首飾りは、グラデュエーションと言ってチョーカーよりも長く、中心の珠が大きく、周りがだんだん小さくなったものが中心でした。 ですがアメリカ兵にとっては、こうした真珠のサイズに大小があるデザインよりも、全部の珠がほぼ同じ大きさで、首の周りにはっきりと見える真珠首飾りのほうがわかりやすく魅力的だったのです。
そこでネックレスの中心はグラデュエーションからチョーカーと呼ばれる、一見すると同じサイズに見えるものへと替わりました。
意外に新しい言葉なのですよ。
【答え】3
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写真/PIXTA 文/山口 遼(宝石・宝飾史研究家)