【問題】
カラーダイヤモンドで一番貴重な色は、次のうちどれでしょうか?
無色で透明なイメージのダイヤモンドですが、色のついたものもあり、「カラーダイヤモンド」と呼ばれます。さまざまな色がありますが、よく知られているのはイエローやピンクで、いずれも希少性の高いものです。では、もっとも貴重なのは何色なのでしょうか?
(1)漆黒
(2)赤
(3)緑
貴重という意味が色々ありますが、他の条件が一緒だとすれば一番珍しく、おそらく最も高価なのは赤です。
レッドダイヤモンド、これは宝石商の一生の中でも、一度も手にすることができないというのが本当のところで、それほどに稀なものなのです。 おそらく、まともな鑑別鑑定機関が発行した書類で、はっきりと赤という言葉が書かれている鑑別書のついたダイヤモンドは、推測ですが、世界中で数百点ほどしかないと思います。
世界中でこのレッドダイヤモンドを簡単に目にすることができるのは、ワシントンのスミソニアン博物館の鉱物室で、デヤングと呼ばれる5ctのレッドが展示されています。
【答え】(2)
#大人検定365 の記事をもっと読む
賢くジュエリーを買うには?
連載ジュエリーお買い物学を読む
写真/PIXTA 文/山口 遼(宝石・宝飾史研究家)