交換価値が高いジュエリーその1
「宝石の品質が“一定”以上である」
交換価値を持つジュエリーは、大別して2種類あります。
一つ目は中石、つまりジュエリーの真ん中にどーんとセットされている大きな宝石が一定以上の品質のものです。
世界的に売れるのは、ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドの4種。東洋で人気があるのは翡翠。これに準ずるのは、キャッツアイ、アレキサンドライトですが、世界的に見れば最初の4種よりは難しい。
しかも品質が、ダイヤモンドの場合にはD、E、Fカラー以上で、クラリティはVVS2以上、それでまあ3ct以上でしょうか。
ルビーとサファイアでは非加熱が条件で、ルビーは2ct以上、サファイアなら10ct以上でしょうか。
エメラルドは、油などの含浸のないもので、5ct以上。
専門家によっては色々とご意見はあるでしょうが、大きくは違わないと思います。
それも、必ず海外の鑑定・鑑別機関の発行した書類が付いていることが必須で、日本のなんとか研究所とか鑑別会社などの書類があっても、ここではほとんど価値を発揮しません。これは必ずチェックの必要があります。
交換価値の高いジュエリーその2
「“ごくごく一部”の宝飾店の作品である」
2つ目は、「グランメゾン」と呼ばれる歴史のある宝飾店の作品です。
ざっと見て、現存しているものだけで世界中で10軒ほどありましょうか。 アンティークの世界では、もう廃業したお店のものもあります。個別の名前を挙げるのは何かと差し障りがありますが、大体はおわかりと思います。
こうしたお店の商品で、はっきりと刻印の入ったものは、安定的に売れます。ただ買値に対して、どのくらいの売値になるかは一概には言えませんが、使われている貴金属の値段より高いことは間違いありません。