神戸にアトリエを構えるMONMANNEQUIN(モンマヌカン)のデザイナー加藤友香さんの作品。布やビーズ、スパンコールなどを組み合わせて、ひと針ひと針丁寧に手作りされている。Tips4
遊び心溢れるハンドメイドアクセサリー
「他にはない独創的なアクセサリーや小物は、プティギフトに向いているように思います。“ユーモア”を贈るとでもいいましょうか」と多美保さん。
多美保さんの最近のお気に入りは、缶詰やケチャップ、フライドポテトといった日常生活の中にある身近なものをモチーフにしたキッチュなピンブローチ。
「若いクリエイターや作家が生み出す作品は、時代の空気感やパワーを宿しているように感じます。見ているだけで思わず微笑んでしまうような“遊び心”は、大人の女性にも喜ばれます」
きれいな紙や布が貼られた箱やバスケットがあれば、リボンを結ぶだけでプレゼント仕様になる。Tips5
簡単でお洒落なオリジナルラッピング方法
贈り物をする際には一手間かけて、シンプルでお洒落なラッピングをしている多美保さん。日頃から、気に入ったペーパーやリボン、クッション材などをストックしています。
「一番簡単にできるラッピング方法は箱に使うこと。なので、きれいな箱を見つけるとついつい買ってしまうんです。箱さえあれば、リボンや紐を結ぶだけでプレゼントになりますから」
包むものの形によってラッピング紙の素材を替えるのも、きれいに包むコツ。
手土産の定番でありながらも包むのが難しいワインやシャンパンのボトルは、100円ショップや文房具店のラッピング売り場などで扱っている不織布を使うと、余計なシワのあとが残らずにラッピングできるのだそう。
同じ不織布でバラのコサージュを作って、ボトルネックに結びつければ、よりギフト感が高まります。
また、あえて一般的なリボンを使わず、帯状にカットした包装紙でシンプルなリボンボウを作って両面テープで貼り付けるというのも、紙ならではの立体感が可愛らしくて、真似してみたくなるアイディアです。
ワインボトルは不織布が包みやすい。写真は70×70㎝の不織布を使ってボトルを包み、仕上げにバラ型のコサージュを麻糸でボトルネックにつけた。花木模様がプリントされた水色のペーパーは、パリのボンマルシェで購入したもの。白地に金模様のペーパーはイタリア製。 横瀬多美保/Tamiho Yokose
インテリアスタイリスト
東京都生まれ。テーブルコーディネーター、インテリアスタイリスト。テーブルコーディネーターの故クニエダヤスエ氏に師事。女性誌や料理本、百貨店のディスプレイなどのスタイリングに携わる。新旧、和洋を自在に織り交ぜた、モダンでエレガントなコーディネートに定評がある。『家庭画報』とのおつきあいは30年近く。流行や時代の変化をしなやかに受け止めながら、幸福感漂う美しい暮らしを提案し続けている。
2018年4月より、
コミュニティFM「渋谷のラジオ」にて、隔週水曜日12:30~12:55「渋谷のテーブル」にゲスト出演中。
『テーブルコーディネートから始まる 美しい暮らしのインテリア365日』 2019年10月2日発売!
『家庭画報』をはじめとする女性誌で活躍する、インテリアスタイリスト・横瀬多美保さん。ご自身の1LDKでの暮らしを1年間にわたり追った『家庭画報.com』の人気連載が、ついに一冊の本になりました。コーディネートの組み立て方、“自分らしい”空間の作り方も初公開! 今すぐ活用できる暮らしのtipsが満載です。