サンジェルマン・アン・レイを訪れたら絶対に行きたい観光スポットBEST3
(1) 街のシンボル 「サンジェルマン・アン・レイ城」
高速郊外鉄道RERのA線の終点、サンジェルマン・アン・レイの駅を出ると目の前に現れるのが、サンジェルマン・アン・レイ城です。
庭園側から見たシャトー。12世紀に城塞として建てられたのを基に、16〜17世紀に王の居城の一つとして使われていた頃の姿が今に残っています。
現在は城の内部は国立考古学博物館となっています。
考古学に興味があれば、3万点近い収蔵品には価値の高いものが数々ありますが、内装が博物館仕様に大きく改修されているので、シャトーの雰囲気を求める方は少しがっかりするかもしれません。
また、パリのサントシャペルの元となった礼拝堂は現在修復中のため非公開です。
城の庭園は必見城の脇から広がる、ル・ノートル作の70haの庭園は四季を通じて市民の憩いの場です。
眺めの良いテラス。その庭園の端に延びる全長2400mの高台のテラスからは、パリまでの広々とした眺望が広がっています。
足元をセーヌ川が流れ、その向こうに緑多い郊外の街並み、そして、正面にラ・デファンスのビル群、目を凝らせば奥にエッフェル塔からモンマルトルの丘まで見渡せます。
テラスの先には4つ星レストランが高台の角には、その眺めを独り占めするような邸宅があり、「パヴィヨン・アンリ・キャトル」という、4つ星ホテルとレストランになっています。
パヴィヨン・アンリ・キャトル外壁に記されているとおり、ルイ14世がここに生まれたと言うエピソードを持つ館は、地元民にとっては、お祝い事のランチやディナーの定番スポットです。
Musée d’Archéologie nationale de Saint-Germain-en-Laye( 国立考古学博物館)
Château – Place Charles de Gaulle 78100 Saint-Germain-en-Laye
電話 +33 (0)1 39 10 13 00
開館時間 10時〜17時
閉館日 火曜、1月1日、5月1日、12月25日
入館料 7€
http://musee-archeologienationale.fr/Domaine National Saint-Germain-en-Laye(庭園)
開園時間:5月〜8月/8時〜20時30分 9月/8時〜19時30分 10月〜2月/8時〜17時 3月〜4月/8時〜19時30分
入園料 無料
閉園日:1月1日、5月1日、12月25日
Pavillon Henri IV(ホテル・レストラン)
19-21 rue Thiers 78100 Saint-Germain-en-Laye
電話 +33 (0)1 39 10 15 15
https://www.pavillonhenri4.fr(2)シャトーから徒歩5分 ドビュッシーの生家
ドビュッシーの生家は、シャトーから徒歩5分ほどの、町の中心の商店街にあります。
クロード・ドビュッシーが生まれた1862年に、両親はここで陶磁器店を営んでいたそうで、当時の商家の佇まいが残されています。
展示スペースの増設で、より見ごたえのある内容に没後100年の改装を経て、今年になって1階から3階までの3フロアに展示が増えました。
2階の展示から。窓際に飾られたのはピアノ曲「『金色の鯉』のインスピレーション源となった日本の19世紀の漆器だ。作曲のインスピレーション源となった様々なオブジェや、親交のあったアーティストたちによるドビュッシーにちなんだ作品、生涯を通じてのドビュッシーの写真、果てはデスマスクまで、ファンならば何かしら心に残るものがある展示内容です。
ミニコンサートもおすすめ2018年いっぱいは、ドビューッシーの生家3階の小ホールで月に一度のペースで開かれている、没後100年にちなんだミニコンサートに足を運んでみるのもよいのではないでしょうか。
https://www.saintgermainenlaye.fr/1026/centenaire-claude-debussy.htm (※コンサートのプログラムは、ページ下のリンクから。)
3階の小ホール。Maison Natale Claude Debussy(ドビュッシーの生家)
38 rue au Pain 78100 Saint-Germain-en-Laye
電話 +33 (0)1 30 87 20 63
開館時間 14時〜18時(水曜〜金曜)、15時〜19時(土曜)、15時〜18時(日曜)
閉館日 月曜・火曜(7月下旬~8月中旬までは土曜・日曜のみ開館)
入館料 5€
https://www.saintgermainenlaye.fr/506/maison-natale-claude-debussy.html(3) ドビュッシーの友人でもあった画家モーリス・ドニの美術館
ドビュッシーと親交の深かった画家、モーリス・ドニも、サンジェルマン・アン・レイに長く暮らしていました。
ドビュッシーの生家から徒歩10分ほどのその邸宅は、現在モーリス・ドニ美術館になっており、サンジェルマン・アン・レイでの一番のおすすめです。
元はモンテスパン夫人が17世紀に創設した王立病院がドニの家に。ルイ14世の時代に建てられた病院を、1914年にドニが買い取って家族と共に移り住み、終生の創作の場としました。
広い館内には、ドニやナビ派の画家たちの作品が集められていますが、必見は壁画とステンドグラスが美しい礼拝堂と、ある個人宅のために造られた内装すべてを再現した『永遠の春』でしょう。
ドニが壁画とステンドグラスを手がけた礼拝堂。館を囲む庭園には、季節ごとに花が絶えず、ドニの世界の延長のようです。
Musée Départemental Maurice Denis モーリス・ドニ美術館
2 bis, rue Maurice Denis 78100 Saint-Germain-en-Laye
電話 +33 (0)1 39 07 87 87
開館時間 10時〜12時30分、14時〜17時30分(水曜〜金曜)、10時〜12時30分、14時〜18時30分(土曜、日曜、祝日)
閉館日 月曜、火曜、元日、5月1日、12月25日
入館料 5€
http://www.musee-mauricedenis.fr