【問題】
結婚披露宴に金子包み(祝儀袋)を持参するとき、避けたほうがよい水引の結びはありますか?
(1)もろわな結び(蝶結び)
(2)あわび結び
(3)真結び
お金を包むものは総称して「金子(きんす)包み」と呼びます。
この金子包み(祝儀袋)に結ぶ水引は、単に包みを留めるということだけでなく、結び目に送り主のこころを表現することができます。
つまり、結びにはこころが込められているということです。
まず、何度重なってもよいお祝いや日常の贈答品には「もろわな結び(蝶結び)」を用います。もろわな結びは水引の先端を引くとすぐにほどけるからです。
これに対し、その方の人生において一度限りと考えられる結納や結婚などには「あわび結び」または「真結び」を用います。なぜなら、これらの結びは水引の先端を引けば引くほど結び目が強まり、ほどけません。
したがって、結婚披露宴に持参する金子包みは、あわび結びまたは真結びの水引が結ばれているものが適切です。
こうしたほどけにくい結びの水引は、前述の結婚などの慶事に限らず、人生の節目としてお祝いを差し上げたいときに用いることができる応用性も持っていただきたいと思います。
【答え】(1)もろわな結び(蝶結び)
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写真/PIXTA 文/小笠原敬承斎(小笠原流礼法宗家)
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