【問題】
8名で一つの祝儀袋にお祝いを包み、差し上げたいと思っています。袋には全員の名前を記してもよいですか?
金子包み(祝儀袋)はあくまでも中に入っているお金を包むものであり、メッセージカードではありません。
したがって、贈る側の名前を表に記すのは3名程度にとどめ、4名以上になる時は別紙を添え、半紙などに全員の名前を書くのがよいと思います。
さて、相手のご自宅や会社に祝儀袋を届けに伺う場合は、祝儀袋の台としてお菓子などを準備することもあります。
このような時も、祝儀袋は紙袋に直接入れるのではなく、袱紗に包んで持参します。
渡す時は、お菓子を袋から取り出したあとに、金子包みから丁寧に袱紗を外し、お菓子の上に置きます。その後、時計回りに品物の正面が相手に向くように回します。
軽いものは直接相手の方に手渡すようにしますが、重いものはテーブルの上に置くことがあります。その時は、相手の方向に少々品物を推し進めるとよいかと思います。
どのような時も、自己満足な贈答にならないように注意しましょう。
【答え】×
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写真/PIXTA 文/小笠原敬承斎(小笠原流礼法宗家)
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