【問題】
結婚披露宴の招待状に対する返信はがきを書く際、必要のない文字はどのように消すのがよいですか?
おめでたいことの返信はがきに返事を記す際、「寿」の文字で必要ない字を消す方がいらっしゃいます。お祝いのこころを表したい気持ちは理解できますが、その一方で、文字を用いて消すことで見た目に重く感じられたり、かえって乱雑な印象に映る可能性もあります。
したがって、「御出席」の「御」、「御芳名」の「御芳」、「御住所」の「御」などは一本線で消すことをお勧めします。
また、お祝いの思いは余白にメッセージを記してお伝えすることをお勧めします。
例えば「この度は誠におめでとう存じます。喜んで出席させていただきます」などとお祝いの気持ちを記してみてはいかがでしょうか。
さらに、宛名の下にある「行」については、宛名が個人名の場合は「様」を、団体名の場合は「御中」を、宛名の下に、あるいは、下に余白がない場合は左下に書きます。
これらの文字は相手のお名前に対するものなので、できる限り丁寧に記すようにこころがける配慮も大切です。
【答え】一本線で消す
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写真/PIXTA 文/小笠原敬承斎(小笠原流礼法宗家)
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