【質問】
食事中、ドレスや着物が汚れるのが心配です。ナプキンを首から掛けても良い?
食事のテーブルに着座にして最初の行為は、ナプキンを膝に置くところから始まります。
主催者がナプキンを手にとって膝に置くのを確認してから、すぐにそれに従いましょう。大きなナプキンは半分に折り、小さなナプキンは広げて置きます。ナプキンを広げる所作はさりげなく。
料理によっては、ドレスや着物が汚れるのが心配になりますよね。ナプキンを首から掛けて良いかについては、様々な意見があります。昔の貴族は首からナプキンを掛けていましたが、男性は胸元の勲章を、女性はジュエリーを見せたいことから、徐々に膝に置かれるようになったと言われています。正式な場で着物を着ての食事では、帯にナプキンを掛ける方もいます。
今ではナプキンの正式な位置は膝上です。ただし、少し気楽なレストランで、洋服が汚れそうな料理の場合は、洋服を守るために首からかけても良いかもしれません。ナプキンを首からかけている方がいても訝しげな顔をする必要はありません。
テーブルマナーは、時代や国によって少しずつ変わるものです。あくまでもTPOを考えましょう。迷った時は、主催者を見て同じように従うのが良い基準になります。
【答え】○
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写真/PIXTA 文/清水彰子(
デザイン・ユー・ラボ代表)