【問題】
スーパーで見かけた「塩トマト」って何？ 甘いの？それともしょっぱいの？
最近市場でよく見かける「塩トマト」。
じつはこれはトマトの栽培方法の呼び名で、トマトのブランド名ではありません。
甘いトマトを作るには、ぎりぎりまで与える水分を少なく制御するのですが、塩分を多く含んだ土壌では、浸透圧の関係でトマトが水分を吸収しにくくなり、水分制御がしやすくなります。 結果、トマトのサイズは小さくなるものの、ギュッと凝縮されて甘みが強く感じられるようになります。
塩トマトとは高糖度トマト、とても甘いが正解です。
ただし、塩分を含んだ土壌は人工で作ることが難しいので、おもに干拓地での栽培となります。
塩トマトの産地として有名なのが熊本県八代市。干拓地を利用して畑が作られているので、土壌塩分濃度が高く、甘いうえに旨みも凝縮されたおいしいトマトが採れます。 限られた場所でしか栽培できないトマトなので、その希少性から価格は少し高めです。
【答え】とても甘い
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写真／PIXTA 文／高梨さゆみ（フラワー＆ガーデンエディター）
